「轢き逃げ事件を起こしたのは10月28日のこと。すでに2週間以上がたちますが“旬”だっただけに影響は大きく、12月に公演を予定していた主演舞台や、来年7月クール放送の月9ドラマの出演も白紙になったそう。制作陣は“代役探し”に奔走しています」(テレビ局関係者)

 12月に放送予定で、内村光良の半生を描くNHK夜の連続テレビ小説『うっちゃん』にも出演する予定だった伊藤健太郎だが、こちらも降板に。

彼は主人公の相方という重要な役柄でした。現場は大あわてで代役を探し、なんとか山田裕貴さんをキャスティング。山田さんは爽やかなルックスで人気もあり、健太郎と同じくいろいろな役柄を器用にこなせる“カメレオン俳優”。演技力にも定評があるので今回、白羽の矢が立ったんだとか」(制作会社関係者)

 代役の件についてNHKに問い合わせたところ「現時点ではお答えできません」とのことだった。

割に合わない“月収30万”

 事件を機に“転落”してしまった伊藤。複数社とCM契約を交わしていた彼の違約金は、推定5億円に及ぶとも報じられている。実は、伊藤はつい最近にも“金銭トラブル”を抱えた経験が。

健太郎はデビューから'17年まで芸能事務所『I』に所属していました。その『I』に多額の出資をしていたのが、今年9月まで所属していた芸能事務所『A』だったのです」(芸能プロ関係者)

『A』は、出資先の『I』が赤字続きだったことから、映画などへの出演が増え始めた伊藤を自社に移籍させ、『I』に出資した分のお金を取り返そうとしたという。

'17年に移籍した際“数年間は月収30万円”という約束を交わしたそうです。その後、彼は見事にブレイクしましたが、給料の額がわりに合わなかった。その状況に対し、彼の父親と、彼を育ててきた『I』の社長は猛抗議。その結果、今年9月に古巣の『I』に“出戻り”することになったのです」(同・前)

 移籍問題でモメている間、プライベートで伊藤を支えていたのが、今年1月に交際を報じられた女優の山本舞香。

舞香ちゃんは健太郎くんにゾッコンでした。健太郎くんが事件を起こす直前に“彼と一緒に住むための家を探しているとこなの。彼はヴィンテージな雰囲気の部屋が好きなんだよね!”とウキウキしながらノロケていました」(山本の知人)

 大好きな彼氏が事件を起こして仕事を失い、多額の違約金を抱えてしまったことは、山本にとってもつらいはず。夢見た同棲生活もストップせざるをえないだろう。

 傷心しているはずの山本の近況について、実家のある鳥取県米子市に住む伯父に話を聞いてみると……。

3年くらい会っていませんが、伊藤さんの事件が起こってしまい、心配しています。姪が実家に帰ってきたらサポートしたいと思っています

 山本は以前、雑誌のインタビューで「落ち込んだ自分を励ます方法は?」と聞かれた際に《失敗しても怖くても、自分がやらなきゃいけないことを必死にやっていくっていうことは大事にしたほうがいいと思う》と、答えていた。

 不祥事を起こした伊藤が今すべきことは、山本がしっかり教えてくれるはず!