「YES」

 12月3日、初公判で、妻への暴行罪に問われたボビー・オロゴンは、裁判官から「間違っていないということですか?」と聞かれると、短く英語で起訴内容を認めた。

 ボビーが埼玉の自宅で、妻の頬を指先で叩いたとして現行犯逮捕されたのは5月16日。翌日、妻は自宅前でボビーから「長年DVを受けてきた」と、涙ながらに主張。一方、釈放されたボビーは自宅に戻らず、姿を消した。

「バラエティー番組で人気者になる前のボビーは、住んでいた埼玉で知り合った日本人女性と結婚。5人の子どもをもうけてプールつきの家を構えました。自宅や子どもたちをテレビで紹介することも。テレビの仕事が減っても、FXや株で稼いで、ヤリ手な実業家の一面もあったのです」(テレビ局関係者)

 6月下旬、週刊女性はボビーの居場所について、自宅前で妻に聞いたが、

「わかりません。釈放のとき、私に近づかない約束だったので。でも私は今、すごく身の危険を感じています」

 と、怯えながら語った。さらにボビーとの離婚についても考えているか尋ねると、

「もちろんです。でも、海外に留学中の子どもたちへの送金が止められて、生活費も渡されず、電気も止まりそうで。夫は子どもたちに“海外から帰ってこい。学費は母親に払ってもらえ”と言っていて。私の『宅建』の免許も勝手に使われた」

 と訴えていた。

 ところが初公判の前日、ボビーはマスコミ各社にFAXを一斉送信。そこには、

《長期間にわたるDVなどと報道されている件につきまして、2015年7月~2019年12月まで妻や子供たちは子供の留学のためにオーストラリアに住んでおりましたので「長期にわたるDV」という妻のコメントは事実ではございません

 と、妻の言い分を真っ向否定。事件についても《当日の喧嘩を妻が録音しております。今になって思えば当日録音していたことや2020年2月から離婚の準備のため私の収入を調べたりしていることを考えると妻のトラップにはまってしまったのだと思いました》と“反撃”を始めた。

被害者妻は取材に対して

 初公判の直後、週刊女性は改めて妻に話を聞こうとしたが、

「すみません、これから仕事がありますので」

 と、ママチャリにまたがりその場を去っていった。

子どもたちの元気な声は毎日聞こえるけど、旦那さんは帰ってないわよ。10月には3台あった車も全部なくなってるし。奥さんはいつも自転車だから、旦那さんがどこかへ持っていったんじゃない?」(近所の主婦)

 たしかに、6月に週刊女性が取材した時点では、自宅の駐車場にイギリスの高級車『ベントレー』、オレンジ色のトヨタSUV『FJクルーザー』、トヨタのミニバン『ノア』が並んでいたが、それらはすべて忽然と消えていた

「暴行の裁判に加えて、離婚の慰謝料を争う裁判も始まるでしょう。裁判がドロ沼化するのは間違いありません」(前出・テレビ局関係者)

 ボビーの所属事務所に今後のことを聞いてみたが、

「係争中のため、回答は差し控えさせていただきます」

 かつてユニークな日本語とキャラクターで人気だったボビーはドコへ?