食費編

安い商品を求めて地域のスーパーを回る、お得な見切り品はとりあえず買っておく、お惣菜は絶対買わない。その節約方法、実は逆にコストがかさんでいます!

底値を求めてスーパーをはしご……
→移動費も考えるとソン!

「自転車や徒歩ならまだしも、車を使ってスーパーのはしごをすることはガソリン代など交通費もかかっていることをお忘れなく。また、買い物の回数に比例してムダなものを買う頻度が増えるので、買い物の回数は少ないほうが節約につながります」(和田さん)

お惣菜は絶対買わない
→人数によっては作ったほうがソン!

例えば単身や2人暮らしの場合は、時間とお金の節約になる。「揚げ物など手間と材料費がかかるお惣菜なら買ったほうがラクでトクな場合も。食事をすべてお惣菜でまかなうと高くつきますが、適度に取り入れると逆に節約につながるんです」(和田さん)

惣菜の作りおきをする
→献立を考えるのが不得意ならソン!

まとめ買いしての作りおきは性格によってはムダに。「献立を考えるのが苦手で、しっかり材料を使いきれなかったり、同じものを食べることに飽きやすい人は、作りおきを意識すると食材をムダにしてしまいがち。無理してやらないほうがベターです」(和田さん)

食材が余ったら冷凍する
→鮮度が落ちているならソン!

余ったものを冷凍しても使うことを忘れがち。「半端野菜などは冷凍せず、すぐに使ってしまいましょう。肉などは鮮度に不安がある残りものを冷凍しても、“これ使って大丈夫かな”と、結局は使わずに捨ててしまう可能性が高い」(和田さん)

スーパーの目玉商品を買う
→つられて買いすぎたらソン!

「チラシなどで目をひく激安の目玉商品は、実は客寄せ的なアイテム。目玉商品にひかれてスーパーに出向くとほかの商品もついつい買ってしまうというワナが」(藤原さん)。お会計をした後に、「この商品、買いすぎちゃった!」と気づいても後の祭り。

見切り品を買いあさる
→買いすぎると消費しきれずソン!

賞味期限や消費期限が近い見切り品は、買ってすぐに食べるのなら購入はアリ。「安いからといってすぐには食べないものまで買うのはNG。特に見切り品を冷凍保存するのは鮮度面でも衛生面でも不安があり、あまりおすすめできません」(藤原さん)