2023年放送予定の松本潤主演NHK大河ドラマ『どうする家康』の追加キャストが発表された。

 なかでも注目を集めたのが、織田信長を演じる岡田准一だ。

 11月1日にV6が解散したばかりであるが、後輩が主演する大河になんとも心強いキャスティングである。

ジャニーズ大河&ジャニーズドラマ

「人気のピークを過ぎた先輩ではなく、岡田准一は言うまでもなく主演作も数多く、俳優としてマツジュンよりもだいぶ上の存在。実績と実力があり、さらに大河主演経験もある岡田に協力してもらい、なにがなんでも“マツジュン大河”を成功させたいというジャニーズの本気がうかがえます」

 と、あるテレビ誌の記者は言う。

 過去に大河ドラマの主人公をつとめた経験のあるジャニーズタレントというと、1993年の『琉球の風』の東山紀之、2004年の『新選組!』の香取慎吾、'05年『義経』の滝沢秀明、そして'14年の『軍師官兵衛』の岡田准一松本潤は5人目となる。

「メインクラス同士のジャニーズ共演は、今回が初めてとなります。それだけに、さっそくほかの後輩の出演に期待するファンもいるみたいですね(笑)」

 『どうする家康』は、現段階で発表されているだけでも、阿部寛、有村架純、ムロツヨシ、野村萬斎など豪華な顔ぶれが名を連ね、決してジャニーズ人気で引っ張ろうという作品ではないはずだ。

「といっても、家康と信長という重要な役をつとめるだけに、“ジャニーズ大河”という見られ方はどうしてもされてしまいます。それだけで嫌悪感を抱く人が一定層いますので、プラスとマイナス、どちらの側面も持つ、ある意味賭けのようなキャスティングですね」(前出・テレビ誌記者)

 これまでも、数多くの“主演・ジャニーズ、主な出演者・ジャニーズ”という、作品が多く世に出されてきている。特に、日本テレビの月曜深夜枠のシンドラをはじめ、テレビ東京やテレビ朝日の深夜帯に多い。

「とはいえ、ジャニーズタレントの実績や経験値になるので、貴重な枠ではあります。ファンはうれしいでしょうが、そうじゃない人にとってはスルーされてしまうことも。ジャニーズファン以外の層に、顔と名前を売ることは容易ではありません」(同前)