フジテレビの特番『2025 FNS歌謡祭 夏』が、7月2日に放送されることが明らかになった。同番組は1974年にスタートした長寿音楽番組で、毎年12月の年末だけでなく、春や夏にも不定期で放送されてきた。ところが、今年の春に予定されていた特番は、中居正広の女性スキャンダルをきっかけとしたフジテレビの混乱の影響で、放送中止となっていた。
「中島健人 timelesz っていう字面だけで泣ける」
今回、名物番組が復活する形となったが、ネット上では出演者のラインアップに疑問の声が相次いでいる。
《FNS歌謡祭も中止でいい 司会に出演者の大半が旧ジャニ》
《旧ジャニーズ忖度音楽祭》
ネット上の指摘どおり、第一弾発表の出演者の中にはtimelesz、Travis Japan、中島健人、なにわ男子、NEWSと旧ジャニーズ事務所の流れを汲むSTARTO ENTERTAINMENTの所属アーティストが目立つ。
また、旧ジャニーズ事務所の副社長を務めた滝沢秀明氏が率いるTOBEからもCLASS SEVENとNumber_iが出演。発表された14組の男性陣のうち、7組が旧ジャニーズ関連では、“旧ジャ二祭り”と言われても仕方がないだろう。
こうした声が聞かれる理由を放送作家が指摘する。
「番組の総合司会を務めるのは旧ジャニーズである嵐の相葉雅紀さん。相葉さんは2019年から『FNS歌謡祭』の司会を務めてこられました。ベテランではありますが、相葉さんの司会が続くようでは以前と代わり映えしないイメージを持たれてしまうでしょう。フジテレビは中居さんの問題を受け、スポンサー離れが相次ぐなど窮地に陥っています。
そうしたときこそ、番組作りを通して新しいフジテレビの姿を見せて欲しいと期待を寄せていた視聴者も多いはず。旧ジャニーズ系は一定の人気がある“安全パイ”ではありますが、フジテレビにはもう少し踏み込んだ番組作りをしてほしかったですね」
また、SNS上ではこんな声も。
《中島健人 timelesz っていう字面だけで泣ける》
《ついに共演! うれしすぎる》
“セクゾ”ことSexy Zoneからの改名と新メンバー加入を経て再出発した「新生timelesz」と、元メンバー・中島健人の初共演が実現し、ファンから歓喜の声があがっているのだ。
「番組サイドはファンが喜ぶことは織り込み済みでしょう。そういう意味でも旧ジャニーズに“忖度”していると思われたのかもしれません」(前出・放送作家)
“新生フジテレビ”の姿が見られるのはまだ先になりそうだ。