「牧場」の持つ牧歌的で生産的な意味とはまったく違う、心底ぞっとする言葉。アンジャッシュ・渡部建(49)の“多目的トイレ不倫”も不快だったが(多目的トイレという名称は、その後変更になった)、それを凌駕する不快さ。

「君も『ほうか牧場』の一人なんでしょ?」

 週刊文春3月31日号が報じた俳優の木下ほうか(58)の若手女優蹂躙(じゅうりん)騒動。被害者の女性が、ある日、男性の映画監督にそう言われたという。

 木下も最低だが、映画監督も最低。同罪だ。

「木下君が君とヤったって言ってたよ」

 前述の言葉に続け、監督は被害女性にそう言い放ったという。それを言われたときの若手女優のくやしさが想像できる。

やり直しのチャンスはあっても芸能界は永久追放

 スポーツ紙女性記者は怒り心頭だ。

「その会話から透けて見えるのは、木下が複数の女性と交際しているということ。そしてその女性たちを、自分の牧場に家畜のように飼っているという意識。さらに彼女たちとの“関係”を、自慢げに映画監督に漏らしている点。酒の肴のつもりなのか、そんな場面が容易に想像できて、本当に汚らわしい。女を性の対象としか見ていない!という感じです」

 やり口がまた、薄汚い。自分の立場を利用して、「井筒和幸監督に紹介してやる」とか「業界の常識だから」とか顔の広さをにおわせて、肉体関係を迫っている。

複数の女性と関係しても、そこに愛情、恋愛感情があればまだましですが、1ミリもない。パワハラだし、性犯罪に近い。木下は芸能活動無期限休止と所属事務所との契約解除、山下智久主演のNHKドラマ『正直不動産』の降板を発表しました。

 芸能人が不祥事を起こし、ほとぼりが冷めるころになると必ず、復帰のチャンス、セカンドチャンス、やり直しのチャンスを与える、という論調が出てきます。木下にも、セカンドチャンスがあってもいいと思いますよ。生きて行かなきゃならないわけですから。ただし、芸能界以外で。映画業界、テレビ業界は木下を永久追放にしてほしいですね。業界全体の信用を棄損したわけですからね」(前出・スポーツ紙女性記者)

 報道から5日後、木下は所属事務所を“クビ”になり、自身のツイッターで「記憶にない」を2回繰り返しながら「概ね間違いない」と謝罪するも、世間の目は冷たいままだ。

 名脇役、代役が見つけにくい俳優としてプロデューサーや監督に重用されてきたバイプレイーヤーという立場を悪用し、まるで業界に暗部があるかのように女性に迫り、自ら暗部を作り出していた罪は大きく、消えることはない。

〈取材・文/薮入うらら〉