開運よりも両人の気持ち優先か

 コラムニストのペリー荻野さんは、不発に終わった“超開運日”の背景には、結婚スタイルの変化があったと語る。

かつて芸能人の結婚式は、報道陣を呼んで結婚会見を開いたり、結婚式の様子をテレビで放送したりと大々的に祝っていました。しかし現在のように、SNSでいくらでも発信できたり、コロナで自粛ムードの状況では、むしろ”しれっと”結婚するほうがスマートに思われて、ファンにも支持されるように思えますね

 ひっそりとゴールインしたかった芸能人たちにとっては、3月26日の”最強開運日”はかえって逆効果だったのかもしれない。

1月11日に験担ぎの結婚ラッシュが重なったことで、大きな話題になってしまいましたからね。開運より両人の気持ちや時間を大事にする結果、今回の吉日を見送ったのかも知れません」(ペリーさん)

 結婚相談所『マリーミー』代表の植草美幸さんも、結婚に対するカップルの考え方が変化してきていると指摘する。

「これまで男女ともに”若いうちは仕事に専念、そのうち結婚できる”という楽観的な考え方が多かったですが、コロナ禍で人と人との接点が減ったことで、結婚できるうちにしたいという考え方が増えました。

 最近では“親友のように助け合える、尊敬できる人と結婚したい”という基準で選ぶような、家庭的な人も増えたように見受けられます。業界内では影響力のある有名人同士の結婚のスタイルが3〜4年後に一般人にも浸透すると言われていますので、今後はこのような”尊敬婚”のスタイルが増えると思いますよ

 今年はもう1日、6月10日が最強開運日と言われている。次こそ結婚ラッシュとなるか。