難関のうえ市場は飽和ぎみ!ライバル多め資格

 人気の資格は取得者数も多くその分、仕事にあぶれてしまう可能性が。就職や転職で有利にならないものまで!

医療事務

種類が多く、スキルアップにならない

 主に病院の受付や会計、診療報酬明細書の作成業務を担当する、女性を中心に人気の職業。しかし資格の種類が多く、難易度もさほど高くないため、ひとくくりにされて特別感がなくなっているのが現状。実は資格がなくても働ける。差別化を狙うなら最難関といわれる「診療報酬請求事務能力認定試験」がおすすめ。

どんな資格?

 種類が多く、「医療事務技能審査試験」「診療報酬請求事務能力認定試験」「医療事務管理士技能認定試験」「医療事務認定実務者」の4つが代表的。出題内容や水準はバラバラ。勤務形態は近年の人件費削減のためパートや派遣社員が増えている。

行政書士

難関資格なのにライバル多し!

 行政手続きのオンライン化が進んでいるので、今後需要が落ちていくと考えられる。ライバルが多く、行政書士の登録資金が約25万円のほか月会費、登録免許税などがかかるためコスパも悪い。独立開業した場合の収入も二極化しており、メインの仕事にするのは難しい。稼ぎたいなら行政書士の信用を活かしつつ、違うビジネスの展開を。

どんな資格?

 主に行政への許可申請が必要なとき、官公署など役所関係に提出する書類を代理人として作成したり、代わりにその申請をしたり、相談業務を行う専門の国家資格。遺言の作成などにも携わる。公務員として長期間勤めれば無試験で資格を得られる制度もある。

通訳案内士

資格でも通訳ガイド可能になって意味なし!

 語学系唯一の国家資格だが、2018年から無資格者も有償で通訳ガイドができるように。スキルの証明にはなるが難関資格なのにメリットは低下し、コロナ禍で外国人観光客も激減。さらに登録や更新時に費用がかかったり、最近では5年ごとの研修が必要。今後は日本文化や地域、アニメに詳しいなど、通訳案内士にも個性が求められている。

小林克也も取得!

 大学在学中に今でいう通訳案内士の資格を取得し、通訳ガイドをしていた。日本人でもラジオDJ風にガイドしてもらいたい。

どんな資格?

 日本の文化や伝統、生活習慣など幅広い知識を持ち、外国人観光客に付き添い、外国語を用いてガイドを行って報酬を得る。資格があると観光地によっては無料で入場できる。

●最低収入目安
月収約10万円(50代)