目次
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ー きれいに収納をするには何が大事?
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ー 【収納術1】キレイヘの近道はジャンル分け
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ー 【収納術2】立てることで適量管理&出しやすさを実現 ー 【収納術3】浮かせることで掃除もラクに
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ー 【収納術4】ものひとつひとつの空間を仕切って作る ー 【収納術5】壁や家具と同じ色のグッズで空間になじませる
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ー 【収納術6】束ねることでゴチャ見え回避 ー 【収納術7】スキマを活かすことでスッキリが近づく

 片づけよう! と思い立ち収納アイテムを買いそろえるも、スッキリとはいかず、また新しいアイテムを買い足して……というループ。思い当たる人も多いのでは?

きれいに収納をするには何が大事?

収納の見直しで重要なのは、まず“現状の問題点を洗い出す”こと。ものを減らしたい、取り出しにくさを解消したいなど、その場所をどうしたいのかを考えずに動き出すと、問題を解決できないまま、元の状態に戻すだけの作業になってしまいます」

 そう語るのは、プチプラ収納術や生活感のない空間づくりをまとめた動画や、『スキマをうめる収納ルール』の著書が話題の、主婦YouTuber、森の家さん。

 もともと片づけが苦手だったが、一軒家を購入したのを機に収納の勉強をスタート。整理収納アドバイザーの資格を取得した。

「家の中を整えられるようになってからは、心にゆとりができた気がします。おうち時間も落ち着いて過ごせますし、毎日の家事や片づけが劇的にラクに。また、食材や日用品の在庫管理ができるようになり、節約にも」

 一度整えてしまえば多くのメリットがある収納の見直し。無理なくまねできる収納術で、心地いい空間づくりを始めよう。

収納までの脳内整理

 実際に収納に取りかかる前に、まずはイメージの確認を。いきなり作業に取りかかるのはNG! 次の順を追って、ノートなどにまとめてみると、ゴールがイメージしやすい。

(1)スッキリさせたい場所の問題点を考える

 最初から押し入れや納戸といった大空間ではなく、まずは、小さなスペースから始めてみよう。「スッキリ見せたい、取り出しやすくしたいなど。その場所に対してどんな不満があるか、どう思っているのかを明確に」

(2)解決方法を考えてイメージする

 解決法を導き出すポイントは、収納後の状態をイメージすること。「私は見た目も大事にしたいので、『Pinterest』などのアプリを参考にイメージを膨らませます」

(3)サイズを把握する

 ジャストフィットを目指すなら、スペースだけでなく、入れるもののサイズまで測るのがベスト。「サイズのメモ書きをスマホで撮影しておくと、出先でも確認できて便利」

(4)収納アイテムを探す

 問題点と対策、サイズを踏まえて商品選び。「質感を確かめたいときは店舗、自宅にある収納や家具と見比べたいときはWEBをチェック。併用しつつ時間をかけて検討を」