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1987年、日本歌謡大賞授賞式に登場した中森明菜
大好きなお母ちゃんに褒められたい。歌うことが好きだった少女は、だからこそ本物の歌手になることを目指してマイクを握った。それから40年以上─。
《どんな未来かはわからないけれど、私たちの未来のために、私は進む。“終わり”の次があると信じて》
唯一無二の歌姫となった女性は公式サイトで、そうメッセージを発信している。何度も手放そうかと煩悶しながら、マイクを握り続ける道を選んだ女性、中森明菜。
「完全復活は、もう目の前です。今年に入ってから野外音楽フェスに出演したかと思えば、テレビ番組にも“登場”を果たしましたから」(スポーツ紙記者、以下同)
43回目のデビュー記念日となる5月1日に開催されたコンサートの模様が6月上旬、2週にわたってNHK BSで放送された。名だたる歌手が明菜の楽曲を歌う“トリビュート”コンサートだったが、その客席にいる明菜の姿も映し出されたのだ。
明菜の実兄が語る「きょうだい」
「さらに6月6日には、お笑いコンビ中川家がパーソナリティーを務める『中川家 ザ・ラジオショー』に生出演。兄の剛さんが明菜さんの大ファンだったことから、ゲスト出演が叶ったそうです。明菜さんは着実に活動の場を増やしており、今後地上波の出演があるかもしれません」
そんな明菜も、7月13日で60歳を迎える。
「6月10日が母親の命日なのですが、この日は“時の記念日”なんです。だからこそ明菜にも、時間を大切にして生きてほしいと思っています」
そう静かな語り口で話すのは、明菜の3つ上の実兄だ。