「ファンタジー頑張りまーす! イェーイ!」

 羽生結弦が、リラックスした様子で織田信成のYouTubeチャンネルに登場した。

「6月3日から5日まで名古屋で行われたアイスショー『Fantasy on Ice』(以下、『FaOI』)の裏側を公開したものです。冗談を言ってふざけ合う姿から、仲のよさが伝わってきます」(スポーツ紙記者、以下同)

『FaOI』は、5月末に幕張でスタートし、名古屋は2か所目。羽生や織田のほか、競技を引退したばかりの田中刑事や、羽生と同郷の荒川静香らも出演し、スケーターとコラボレーションするアーティストには、スガシカオや広瀬香美が名を連ねる。

羽生選手は、地元・仙台の銘菓『萩の月』を差し入れするなど、選手やアーティストたちを盛り立てています。それぞれのパフォーマンスにさらに磨きがかかり、会場に駆けつけた観客を魅了しました」

 羽生は、スガとともに『Real Face』を披露。

「KAT-TUNのデビューシングルとして、スガさんが作詞を手がけたものです。サビの“リアルを手に入れるんだ”という歌詞に、“4回転半を実現させるんだ”という思いを重ねているそうです」

 さらに、羽生らしいストーリー性を感じる仕掛けも。

「2019年に行われた前回の『FaOI』では、ToshIさんとのコラボで『マスカレイド』という曲を披露。演技の最後に仮面を投げ捨てるしぐさをしていました。仮面を投げ捨てたことで“Real Face”が現れたのかな、と……」(羽生のファン)

羽生の“本当のスケーティング”

 ワイルドな曲を、キレのある演技で滑り切った。

“ドロップキック”という歌詞で高さのある鮮やかなキックを、“雨上がり濡れた堤防で”という歌詞では紙コップの水を頭から浴びていました。歌詞や楽曲を理解して、その世界観を表現する気迫が感じられましたね」(前出・スポーツ紙記者)

 元フィギュアスケート選手の渡部絵美さんは、テレビ中継で羽生の演技を見たという。

「羽生選手の表現を、のびやかに観客に伝える素晴らしい演技でした。衣装のフードを使った演出もありましたが、ジャンプやステップなどの技で採点される試合でそれを行うのは難しいので、アイスショーならでは。そういった演出も含めて、どんなことでファンが喜んでくれるかを彼自身がきちんと理解して、それに応えていたように感じます」

 プレッシャーからも解放され……。

試合とは違って背負うものもなく、のびのびとスケートを楽しんでいる雰囲気がありました。まさに羽生選手自身の“本当の”フィギュアスケーティングを見せてくれましたね」(渡部さん)

 北京五輪での“ナミダ”も“ナゲキ”も“未来へのステップ”にして、4回転半に挑んでほしい!