妻・2人の娘の大きな支え

鼠先輩、東京・六本木で新曲のデジタルリリース記念イベントの様子
【写真】どこか懐かしい“白スーツにポーズ”を決める鼠先輩

 大先輩だけでなく、家族の支えも大きい。妻は10代のころ、地元のアルバイト先で出会った、中学の先輩だ。

「妻の支えは大きいです。夫がパンチパーマにしていても咎めるわけでもないですし。浮気だって何回もバレてます。今はしてないですけど」

 ちなみに、2人の娘たちは父が鼠先輩であることを知っているのだろうか?

「中学生の長女は早い段階からわかっていたんですが、小学生の次女には、彼女が小1のころまでは『パパの仕事はシステムエンジニア』と伝えていました。でも、2~3年前にテレビで僕の写真が出て『これ絶対パパだ! なんで隠していたの!?』となり、そこで正体がバレました。

 だってこんな頭してる人、今いないでしょ? パーマ代は数週間おきに1回1万円くらい。衣装と一緒ですから、経費で落とせます。でも面倒くさいですし、やめたいんですよね(笑)」

 そんな愚痴をこぼしつつ、「鼠先輩をこのまま続けていくことがいいと思っている

 と、本人は口にする。

「歌で救われてきたし、勇気づけられてきたし、歌が持つパワーって絶対にあると思っています。だから、それを見せつけたいですね」

 今回リリースする3曲について、「パ」行の連発が続くため“究極の飛沫ソング”と呼んでいる。

デジタルシングル『ありがとさん』、『ピピポ体操』/鼠先輩

「『飛沫を飛ばしても気にならない、以前の世の中に戻ってほしい』という思いも込めました。あと、この新曲で『紅白歌合戦』の大トリを目指していますから。譲二さんと出場できたらうれしいですよね。そして、『ピピポ体操(英語バージョン)』では世界進出を狙っています。ピコ太郎さんみたいに」

デジタルシングル『ピピポ体操(英語バージョン)』/鼠先輩

 『ありがとさん』『ピピポ体操』どちらにも登場する「ピピポピポパポピー」という歌詞は、レコーディング時の仮歌で適当に入れたフレーズだそう。それを耳にした次女もいつしか「ピピポピポパポピー」と口ずさむようになった。「これはウケる!」と確信した鼠先輩。そのまま、歌詞として採用したそうだ。つまり、家族一丸で生み出した楽曲である。

「『ピピポ体操』は小さい子も楽しめる曲だと思いますから、今回の3曲は、家族みんなで聴いてほしいですね。そしてカラオケに行って、楽しく歌う。そんな普通の日々が早く取り戻せたらなあって、考えています。もう次女にも正体がバレましたしね。心おきなく営業もできます(笑)」

『ありがとさん』『ピピポ体操』『ピピポ体操(英語バージョン)』。デジタルシングルとして同時リリース。現在、これらの宣伝費をクラウドファンディングで募っている。

<取材・文/寺西ジャジューカ>