「『THE TIME,』の生謝罪でも“これまでどおり”と語っていましたから、謹慎といった重い処分はなさそうです。2016年からNHKで放送されている『香川照之の昆虫すごいぜ!』に関しても、お蔵入りといった対応を取る予定はないとテレビ局側が回答しています」(テレビ局関係者)

 香川が出演しているCMについてはというと、

「2019年からトヨタ自動車のオウンドメディアである“トヨタイムズ”に出ていますが、トヨタ側は“今後を注視する”と回答し、現時点での降板を否定しています。しかし『KINCHO』や『アリナミン製薬』といった企業は、引き続き対応を検討しているようですね。今年1月から始まったサントリーの『パーフェクトサントリービール』は『半沢直樹』以来となる、堺雅人さんとの共演で話題を呼んだCMですが、今回は酒の席での失態ということで、非常に危うい状況かもしれません」(広告代理店関係者)

自覚していた「酒は身を滅ぼす」

 普段の活躍ぶりを見ていると、酔って女性にセクハラをするようなキャラクターには到底思えないが、彼をよく知る人物によると、酒との向き合い方は意外なものだった。

「香川さんは歌舞伎の役者仲間と、稽古終わりに夜遅くまで、はしご酒をしていました。彼は歌舞伎界に入ったのが40代と遅かったのもあって、周囲と早く打ち解けようと“飲みニケーション”に積極的でした。仕事中は腰が低く、温和な方ですが、お酒を飲むと人が変わるようなところはありましたね。自分で自覚もあったようで“酒は身を滅ぼす”と座右の銘のように周囲によく言っていましたから。ご自分でもお酒の怖さは人一倍認識していたはずなんですけどね……」(梨園関係者)

 多忙な日々も、悪影響を与えていたのかもしれない。

「数年前からドラマに映画に歌舞伎にと、周囲も驚くくらい仕事を詰め込んでいて、ちょっと心配だったんですよね。あれだけ忙しいとストレスもけっこうたまっているんじゃないか、という声はよく聞いていました。それがあんな形で噴出してしまったのではと思っています……」(同・梨園関係者)

 8月31日には、『デイリー新潮』によって【鬼の形相でホステスの髪の毛をつかみ… 香川照之、女性への暴行の“新証拠”を入手】とのタイトルで“続報”が打たれた。ホステス女性に性加害を加えた同日の現場で、香川が鬼のような形相で、笑いながらクラブママの髪の毛をつかんだという“証拠”写真を掲載したのだ。

 一発退場は避けられた香川だったが、再びトラブルが発覚するようなことがあったら、次は土下座をしても許されないかもしれない……。