故・平幹二朗さん、佐久間良子という大御所俳優の両親を持ち、会社員経験もあるという平岳大。今や世界で話題の作品に出演し続ける彼の素顔は、意外なほどに自然体だったー。今回出演した話題作『レンタル・ファミリー』の魅力とともに、今後について伺った。
サービスの背景には切実なニーズが
2月27日に公開される話題の映画『レンタル・ファミリー』。アカデミー賞俳優のブレンダン・フレイザーが、東京で“レンタル家族”の仕事を請け負う役を演じ、家族のかたちを問い直す温かな物語が感動を呼ぶ。
子役のゴーマン シャノン 眞陽も鮮烈な印象を残し、映画初出演ながら「クリティクス・チョイス・アワード」の若手俳優賞にノミネートされている。
個性豊かな日本人キャストが集結し、平岳大もその一人だ。今回はレンタル家族サービスの会社を経営する社長役で、「クライアントの事情に踏み込まない」信条がどう変化していくのかも見どころだ。
平は近年ハリウッドでも活躍し、2025年はドラマ『SHOGUN 将軍』でエミー賞にノミネートされた。今や世界中で引っ張りだこの存在だが、この作品に出演を決めた理由はなんだったのか。
「台本を初めて読んだとき、強い共感を覚えました。僕は15歳で渡米して10年ほど向こうに住んでいたので、外から日本を見る視点を自分の中にいつも持っていました。今回その思いを具現化してくれる作品と初めて出合い、自分と似たような経験をした人がここにもいるんだと感じたんです」
と平は語る。レンタル家族サービスの会社は全国で300社ほどあり、役作りに際して、平は実在する会社に取材をしたという。
「ある年輩の女性が、娘と同じくらいの年齢の人をレンタルして、『寂しいから隣の部屋で寝ていてほしい』と依頼した話を聞きました。それは人間として自然な感情だと思いましたし、サービスの背景には切実なニーズがあることがわかったんです」






















