そして今回、逆張りの矛先を向けられたのがダウンタウン・松本。ところが、この発言に「何ともビジネス臭がしますね」とはキー局情報番組ディレクター。

「出演する『ワイドナショー』(フジテレビ系)でのコメントや、自身のツイッター投稿など、発言が逐一ニュースになる松本さん。そんな芸能界トップクラスの発信力に“カネの匂い”を嗅ぎつけたのかも。

 “笑いはつまらない”発言に対して、仮に松本さん本人が何らかの発言、反応を示したとしたら、それはもうホリエモンの勝ち。絡みつづけて“舌戦”に引き込めば、あとは勝手にニュースにしてくれるわけです」

『スポニチ』が取り上げたことは、堀江氏の狙い通りだったということか。あとは“エサ”に大物が食いつくのを待つだけのようだが、彼はなぜ、そこまでして己の発信力を誇示したがるのだろうか。

ネームバリューを高めたい思惑

ひろゆきさんとの一件もあるように、どこかで求心力の低下を恐れているのかもしれません。“風雲児”と称されたのも今は昔。IT産業を含めたビジネス界には才能ある若い芽がどんどん出てきているわけで、ホリエモンの存在感は薄れてきているように見えます」(前出・ディレクター、以下同)

 さらには、堀江氏自身が「成長産業になると確信している」と熱心に投資している民間ロケット産業への“投資”になるのだとも。

 2019年には、タッグを組む開発会社が打ち上げた“ホリエモン・ロケット”が単独民間企業で初めて、宇宙空間に到達する快挙を成し遂げている。

主な資金源となっているのがクラウドファンディング。2021年9月にも1口1万円で2億9500万円の募集金額に対して、大きく上回る4億円を集めているように、ロケット産業の可能性に魅力を感じている、また依然としてホリエモンのネームバリューに出資する人も多いのも事実。

 2023年にも打ち上げを予定しているだけに、出資者への顔向けのためにも絶えず、大物への逆張り発言も含めて、“時代の風雲児、ここにあり”をアピールし続ける必要があるのでは?」

 はたして松本は動く、のかーー。