つけ込まれないよう情報を集めること

 状況は以前より改善されたものの、特に注意が必要な人がいるという。

「特に高齢の方は注意が必要かもしれません。ネットによる情報収集が苦手だったり、身寄りのないひとり暮らしの方などは被害に遭っても相談できず、泣き寝入りするケースも聞きます。生前整理や遺品整理、ゴミ屋敷整理などの大掛かりな依頼は高齢者に多い。一気に片付けてしまおうと、チラシなどを見て頼んでしまうのでしょう。

 また、高齢者でなくとも『明日には家を空けなければいけない』というような切羽詰まった状況のときに、法外な値段を請求されてしまう人が多いのが実情です」(前出・目黒氏、以下同)

 高齢者の場合は、見積もりを取る際にも身内などに立ち会ってもらうのが賢明といえる。

 さらに、こんなケースも。

「『家電製品などの不用品を回収する』という回収業者が軽トラックで近くに来たので、壊れたビデオデッキの回収を依頼したところ、リサイクル料金として2000円を請求された」

 国民生活センターに寄せられた事例で、2000円払ったあとにビデオデッキはリサイクル料なしと気づいたようだ。

 家電リサイクル法(特定家庭用機器再商品化法)では、家庭用の以下の品目、エアコン、テレビ(ブラウン管/液晶/プラズマ)、冷蔵庫/冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機がリサイクルの対象で、これらの処分については、所定のリサイクル料金(再商品化等料金)と収集運搬料金が必要になる。

 だが、自治体によってはビデオデッキは小型家電リサイクル法の対象製品であり、粗大ごみリサイクル料金がかかるが東京都の場合でも数百円で済む。

「冷蔵庫など家電リサイクル法の対象品は処分費が発生するので、プラス料金はかかりますが、ビデオデッキにリサイクル料金というのはおかしな話。知識がないと思われると、つけ込まれてしまうという話もよく聞きます。身近なゴミ処理のことですが、あまり詳しく理解していない人も多い。逆に、業者側からすると、ゴミ処理の知識がある人に対しては警戒します。リサイクル料金のことも、きちんと問いただせば正直に言わざるをえないでしょう」(前出・目黒氏)