中村祐士容疑者のプロフィール(大学HPより)
中村祐士容疑者のプロフィール(大学HPより)
【写真】泥酔した女性を集団で性的暴行した同志社大アメフト部の4人

 中村容疑者は三重県伊勢市の出身。地元にある神道系の私立高校を卒業後、同志社大学生命医科学部医情報学科に入学している。卒業後は同大大学院で生命医科学部医工学・医情報学の博士課程を取得。

  愛知工業大学の博士研究員、静岡大学の学術研究員を経て、再び母校の同志社大学高等研究教育院の特任助手、2019年からは特任助教に。20年からは生命医科学部医情報学科の助教となっている。

 容疑者の専門はバイオインフォマティクス。DNA、たんぱく質など生命が持つさまざまな情報から、ソフトウエアを開発したり、生命の現象を解明していったりすることを目的とした分野のようだ。

昨年は生徒が集団性的暴行事件を起こした“名門”

 一貫して学術畑を歩んできた助教が、昨年9月の同志社大アメフト部の学生らによる集団レイプ事件に続くわいせつ不祥事を起こすとはーー。同大広報担当に問い合わせると、

「事件は把握しております。もちろん遺憾は遺憾ですが、学校側としては対外的に公式なコメントは出しておりませんし、取材にも対応していません。申し訳ないです」

 と“西の雄”と呼ばれる最高学府の回答としては、頼りない限りだ。

 中村容疑者は同大京田辺キャンパスから10キロメートルほど離れた京都府木津川市にある団地から通勤していた。築30数年の1DK、家賃月6万5000円ぐらいだった。