受け入れ側の気持ちが肯定的に変化

本格導入後は、緊急一時的な利用となるため、ほとんどの職員が短時間の利用となると見込んでおります。また、職務に専念できない場合は、早退するなど年次有給休暇を取得することとしております。その他、帯同場所は所属課(室)の事務室内のみでなく、サテライトオフィスも設置しており、業務内容により選択可能としています」(豊明市役所担当者、以下同)

 サテライトオフィスとは、子どもがぐずったときなどに使用できる市役所内の別室。『週刊女性』で調査したアンケートには「子連れOKの制度より先に休みを取れる環境を整えるべき」という意見。

休みやすい環境づくりにも取り組んでおります。人事部門において、毎年、年間の年次有給休暇取得日数の目標を定め、市役所全体としては目標を達成しています

 次第に子どものいる雰囲気に慣れていくのかも。

7割が賛成と答えた、というのは3月の試行後のものです。試行実施前、〈子連れ出勤について〉のアンケートを行ったときは、受け入れは難しいといった反対意見も半数いました。それが、試行後は子どもがいても構わないと答えた人が増加したんです

 受け入れ側の気持ちが肯定的に変化したようだ。

試行後、利用職員がいた所属では肯定的な意見が多い状況です。周囲の職員からは、『良い雰囲気で仕事ができた』『子どもがいると場が和む』など、業務に支障はなかったと感じたようです

 実際にやると、反対派の考えも変わるかもしれない。