'08年『ジャパンオープン』で、(左から)高橋大輔、浅田真央、中野友加里との日本チームで優勝した本田武史 写真/共同通信社
'08年『ジャパンオープン』で、(左から)高橋大輔、浅田真央、中野友加里との日本チームで優勝した本田武史 写真/共同通信社
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 合宿や振り付けの費用は、良心的だと感じたという。

「趣味の範囲で教えてくれる教室の場合、全生徒に同じプログラムを一斉に教えることもありますが、安藤さんはプロの“振付師”であり、個別にそれぞれに合ったプログラムを作ります。安藤さんクラスの方に依頼して10万円は安いと思います」

安藤の“出ても最下位”発言の本意

 それには、こんな理由も。

「プログラムはスケーターと作り上げるもので、“作って終わり”ではありません。2~3日で完成する子もいれば、もっと時間がかかる場合もあります。世界のトップクラスの選手だと、100万~200万円を払って、年間を通して1つのプログラムを調整することもあるほどです」

 安藤の“出ても最下位”発言については……。

「例えば、全日本選手権の出場権をかけた『6ブロック大会』に出場するには、一定以上のバッジテストに合格するなど、最低限のレベルをクリアしないといけません。上達しない生徒の保護者がそれを理解せずに“他の子は試合に出てるのにどうして”と聞いてきたら、“出ても最下位”と言われるのは当然です。このような保護者は、昔からたくさんいましたが……」

 子どもに“夢”を見すぎるのもほどほどに─。