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ー 知って楽しい!おもしろ雑学

 日常の気になる疑問を解決!マツタケってどうして値段が高いの?知って楽しいおもしろ雑学を友達や家族にも教えてあげよう。

知って楽しい!おもしろ雑学

Q.マツタケってどうして値段が高いの?

A.マツタケは「菌根菌」という菌類で、シメジなどの「腐朽菌」と比べて繁殖させにくいから。((国研)森林機構 森林総合研究所 村田仁さん)

 秋はきのこがおいしい季節。そんなきのこのなかで、秋の味覚の代表格として知られているのがマツタケだ。

 ここでふと疑問が。マツタケは他のきのこと比べてかなり高額だが、何か理由はあるのか。森林に関するさまざまな研究を行う、森林総合研究所の村田仁さんに話を聞いた。

マツタケが高値で取引される理由のひとつは、人工栽培ができないという点にあります。スーパーなどで大量に並んでいるシイタケやエノキタケなどは、腐朽菌(ふきゅうきん)という菌類で、枯れた木を分解し、その栄養を吸収して育ちます。

 つまり、倒木や木の切り株で育つ。対してマツタケはアカマツなどの生きた樹木の根と共生し、お互いに栄養などのやりとりをして育つんです」(村田さん、以下同)

 マツタケを人工的に発生させるには、アカマツの根にマツタケの菌糸を感染させ、そこから安定的にマツタケを発生させる技術が必要だが、まだ開発されていない。

 菌根菌(きんこんきん)のなかでも人工的に発生させられるきのこもあるが、マツタケはその生態が謎に包まれている部分が多く、まだまだ研究中だそう。

 また、マツ林での自然発生量も年々減っているため、値段が高額になってしまったのだ。

「近年の地球温暖化の影響もあります。夏の猛暑で日照り続きになったり、その後台風が来たりすることで、繊細なマツタケは育ちにくくなっています。また、病害虫(松枯れ)で、アカマツが減っていることも関係しています」

 マツタケの発生量は減っているが、需要は変わらないので、値段が高騰しやすいのだ。