目次
Page 1
ー 犯行動機は「みんなを笑かしたかった」
Page 2
ー 嶋津容疑者は礼儀正しいプロボクサー
Page 3
ー 岡容疑者は夜中までドンちゃん騒ぎのパリピ

 飲食店での迷惑行為が相次いだ一連の騒動で、逮捕者が出た大手牛丼チェーン「吉野家」の紅しょうが“直食い”事件。

 大阪市住之江区内の店舗で、卓上の紅しょうが共用容器に自分の箸を突っ込んでかきこむようにして食べ、残った紅しょうがを他の客が食べられない状態にしたとして、器物損壊と威力業務妨害の罪に問われていた嶋津龍被告(35)。15日、大阪地裁の高橋裁判官は「店の損害を顧みない身勝手で悪質な犯行」として、嶋津被告に対して懲役2年4か月、罰金20万円の実刑判決を言い渡した。

 事件当時、『週刊女性PRIME』は事件当時、嶋津被告の素顔に迫っていた。

(以下は、2023年4月9日に配信した記事の再掲載です)

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「いい歳して気味悪いことをして、何が楽しいんやろか。そんな男が近所に住んでいたなんて知らんかった。おばちゃん呆れて何も言われへんわ」(嶋津容疑者宅近くに住む70代女性)

 大手牛丼チェーン『吉野家』の大阪市住之江区内の店舗で、卓上の紅しょうが共用容器に自分の箸を突っ込んでかきこむようにして食べ、その様子を動画撮影しSNSに投稿した事件が急展開したのは4月4日のこと。

 大阪府警住之江署は、店の業務を妨害したなどとしていずれも大阪市西成区に住む自営業・嶋津龍容疑者(35)と同・岡敏秀容疑者(34)を器物損壊と威力業務妨害の疑いで逮捕したと発表した。

「昨年9月29日午前3時すぎの犯行。直箸で紅しょうがを食べたのが嶋津容疑者で、それをスマホで撮影してSNSに投稿したのが岡容疑者。拡散した動画によって店側は犯行店舗を特定し、清潔・安全に紅しょうがを提供するために営業中の店を約2時間45分閉め、清掃、消毒、食品の廃棄・交換などを強いられた」(捜査関係者)

 岡容疑者が「おもろいことをやってや」と無茶ぶりすると、嶋津容疑者がいきなり自分の箸で紅しょうがを食べ始めたという。

犯行動機は「みんなを笑かしたかった」

 警察の取り調べに対して、両容疑者はいずれも容疑を認めていて、嶋津容疑者は「みんなを笑かしたいなあと考えた」と供述。岡容疑者は「私はめっちゃおもしろくて、みんなに見てほしかったので動画をSNSに上げた」と話している。

「迷惑動画の投稿を見た知人から“これアカンで、たいへんなことやで”と注意され、やばいなと思って動画を削除したと話している」(前出・捜査関係者)

 時すでに遅く、動画はネットで拡散。事件と関係のない客が別の店舗に「こんな動画が上がっていますよ」と情報提供して同社の知るところとなり、2月22日に警察に被害届を提出していた。