カルーセル麻紀さんと岩井志麻子さん。ともに国際経験豊かなベッド事情を知るスペシャリストだからこそ話せる“世界のオトコ”について語っていただいた。

志麻子「麻紀様はどうやって口説いたり、口説かれたり?」

麻紀「海外では、なるべく現地の言葉を覚えるようにしているわ。あとは、ベッドで予習&復習(笑い)。フィーリングを大事にしようと思うなら、ある程度、相手の郷に入らないといけないかな。あとは、日本であれば“恥じらい”の感覚は武器になる」

志麻子「恥じらいですか?」

麻紀「モロッコで性転換手術をしてから、日本でモテなくなった時期があったの。というのも、それまでは萎縮したように残っていたサオの部分が恥ずかしくて、それを見せないように踊ったり、ベッドのなかで一緒に過ごしていたの……」

志麻子「ああ! それを取ったことで、遠慮なくお股を

20150210 (5)

広げられるように!?」

 

麻紀「“カモーン!”って大開脚して誘ったりね(笑い)。それが日本人には不評でさ。外国人にはウケがいいんだけど、日本ではダメなのよ」

志麻子「日本特有の恥じらいの文化かぁ。私、すぐ乳首見せちゃうんですよ。たまには恥じらわないといかんなぁ」

麻紀「今はオープンな時代じゃない。貞操観念もかなり様変わりしたから、若い子の中には恥じらいの美意識が欠けている人も多い。だから、マダム層は逆にチャンスよ」

志麻子「若い子に恥ずかしさがないぶん、われわれおばはんが恥じらうと、逆に新鮮に映るかもしれない!」 麻紀「女であるからには一生現役でいないと☆」

志麻子「麻紀様は、本当にエンターテイナーですよね。生きる伝説ですから、文化人やお説教系の大御所にだってなれるのに、徹頭徹尾、カルーセル麻紀であり続ける。それって本当にすごいことだなぁって。私もそういう生き方には憧れます」

麻紀「自分の哲学や美意識を貫いているだけよ(笑い)。いつまでも私と志麻子さんは、無法「痴態」でいきましょうよ。そういう人がいなくなったら、芸能界も文壇もつまらなくなっちゃいますもの」