50歳からの資格取得で新たな人生が開けた
シニア世代を主なターゲットに、ウォーキング講師として活躍しているのが、朝倉真弓さん(53歳)。20年以上、フリーライターとして活動し、50歳でウォーキングインストラクターの資格を取得。
「職業柄、猫背が気になっていて、以前から興味はあって。コロナ禍で仕事が減ったときに日課になった散歩で、気持ちが前向きになることを実感し、ウォーキングを本格的に学びたいと思ったんです」(朝倉さん、以下同)
数あるウォーキング講座の中から選ぶ際に重視したのは、取得後に自由に活動ができることだった。
「協会によっては、例えば活動時に資格名を表記しないといけないなど、細かいルールがある場合も。特に民間資格は、協会により条件が異なるので、どのように仕事にしていきたいか、その後のビジョンを持って選ぶのがおすすめです」
ウォーキング教室はモデルを目指す若者向けが多い中、“美姿勢・品格”を打ち出し、ターゲットを差別化したことも時代にハマった。
「私も50代になり、シニア世代の方の美や健康づくりをサポートする講師に特化したほうが、自分の特徴になると思いました。
現在は、カルチャースクールでの講座や、地方自治体などでの講演をしたり、他にもライター業を生かしたウォーキングの書籍出版、主婦向けメディアでの執筆など、幅が広がり、仕事がより楽しくなりました。50代からでも、新しい道にチャレンジできますよ」