今おすすめの資格

葬祭ディレクター

 厚生労働省認定の民間資格で、葬儀の相談や葬儀全般を仕切るディレクター。経験豊富で気遣いのできる50代以降の女性は狙い目の資格。

「葬祭ビジネス市場は拡大中で、今後も必要とされる職種です」(高村さん、以下同)

英語ができる宅建士

 外国人による日本の不動産の購入が増加し、忙しくなっているのが英語力のある宅建士。

「不動産購入時の重要事項説明は宅建士にしかできません。資格があるなら英語を身につけて海外の方を顧客にすると収入アップ!」

建築系の知識があるドローン操縦士

 建築や測量の知識があるなら、+αでドローン操縦士の免許を。

「高速道路など、日本各地でインフラの老朽化が進み、ドローンでの点検が行われています。特に建築関連の資格も備えている人なら、引く手あまたでしょう」

今後需要が上がる資格

高齢者向けペットシッター&ツアーコンダクター

 飼い主が高齢化すると必要になるのが、ペットシッター。シニア向けのツアーコンダクターは、“段差のあるルートを案内しない”など、年齢に配慮した旅行を考案できるプロとしてニーズが増加。

「飼い主の突然の入院にも対応できる有資格者が求められます」

リハビリケア専門士

 高齢者や障がい者向けにリハビリテーションを行う専門家。「国家資格の理学療法士は雇用側からすると人件費が高め。その点でもリハビリケア専門士を求める病院が増えるのでは」

英語や音楽を教えられるベビーシッター&保育士

 少子化の中、子ども向けで需要が高まっているのが、英語や音楽の専門知識を持ったプロ。保育士やベビーシッターの資格があれば、英語を本格的に学ぶ手も。

「子どもに英才教育を受けさせたい、教育熱心な富裕層に人気です」

高村祐規子さん●女性専門キャリアアドバイザー、FP、人材コンサルタント。1万人以上の女性のキャリア支援に従事。
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取材・文/釼持陽子