集客“苦戦”の兆し

《この人たちもか》

《ホンマかいなと思うけど、なんかショックだな》

《いきものがかりさんですらチケット売行き芳しくないなんて 日本のエンタメどうなってんの?》

直撃取材に答える、いきものがかり・吉岡聖恵('18年)
直撃取材に答える、いきものがかり・吉岡聖恵('18年)
【写真】いきものがかり・吉岡聖恵、直撃に見せた“素顔”

 しかし、その予兆は昨年からあったのでは、とレコード会社関係者は話す。

「昨年7月から8月にかけて、彼らは北海道から福岡まで全国を縦断する弾き語りのライブツアーを敢行しました。ところが、そのライブ会場がすべてイオンモールだったのです。各地にある8か所のイオンをめぐる小規模のライブスタイルでした。

 ほかのアーティストも、敢えてキャパを小さくしてよりファンと近い距離で音楽を届ける形式のライブをやったりしますが、今になって振り返ると、水野さんが語った“チケットが売れない”現状と完無関係とも言い切れません。苦戦の兆しが、あのときすでにあったのでは……という見方もあります」

 2006年、『SAKURA』でメジャーデビューして以来、『ありがとう』『YELL』『ブルーバード』『風が吹いている』など、数々のヒット曲を世に送り出してきた、いきものがかり。今年6月から始まるツアー『いきものがかりの みなさん、こんにつあー!! 2025 〜ASOBI〜』のチケットは全会場指定席で、1枚あたり税込みで9,600円。

 物価高騰が叫ばれる中、世間の人にとってはチケット代が高いのか、それとも彼らの求心力が低下したのか……。いずれにしても、正念場であることは確かなようだ。