複数のトラブルを知ったイベントの実行委員会は、M氏に“絶縁”を通告した。
「Mさんに対し、複数のスタッフに対するパワハラやセクハラの報告があったことを理由に、運営スタッフらに今後いっさい関わらないことを求め、要求をのめない場合は法的手続きを行うと記載した通告書を送り、M氏もこれを受諾しました」
一連のトラブルについてM氏本人に聞いてみた。
─大阪・関西万博では、どのような仕事を?
「ステージ全般のテクニカル面に関する舞台監督を担当しています」
万博って関係ありますか?
─2022年のイベントでセクハラ・パワハラといったトラブルを起こした?
「いえ……。別に何もなく」
─万博側は一連のトラブルを把握しているのか?
「その件と万博って関係ありますか? あなたも無関係ですよね? 失礼します」
と、トラブルの存在に関して否定はしなかった。続けて万博側にM氏について問い合わせを試みるも、期日までに回答はなかった。
前出のM氏の知人は、呆れた様子で次のように嘆く。
「一連のトラブルはASKAさんの耳にも入り、かつての仕事仲間の不祥事に心を痛めたそうです。そんな人が国家事業である万博に携わっているなんて驚きです」
万博の新たな火種にならなければいいのだが……。