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左から三浦大知、いきものがかりの水野良樹
満席の大ホールやアリーナでライブを行う─。一流ミュージシャンにとって、これまで当たり前だったライブという「仕事」が、何やら簡単にはできない世の中になってきているようだ。
音楽シーンの環境が変化
1月からツアーで全国を回っている三浦大知が、4月30日と5月1日に行うライブに触れながら、
《全公演チケット半分余っています》
と、ファンに対して切実な呼びかけをインスタグラムでライブ配信したことがニュースに。また、いきものがかりの水野良樹が自身のXアカウントを削除する理由で、
《15年やったんで、もういいだろって感じ》
と理由をつぶやいたが、
《ツアーのチケットの売れ行きがヤバくて頑張らなきゃいけないこのタイミングでってのが、われながら間が悪すぎる》
とも投稿。ライブ活動の窮状を吐露したのだ。三浦やいきものがかりといえば、『紅白歌合戦』にも複数回出場している、いわば“売れっ子”の人気ミュージシャン。そんな存在でも、チケットが売れないのはなぜなのだろうか。
「現在の音楽シーンの環境が変わってきているんです」
こう話すのは、ライブの制作に携わるイベンター関係者。