『SUPER EIGHT』の村上信五が5月26日付の『スポーツ報知』のインタビューで、自身をモデルにしたバーチャルタレント「AIシンゴ」を運用する会社を立ち上げていたことを明かし、話題を呼んでいる。
もはや“事業投資”の域に達している村上信五
「AIシンゴ」とは、村上の音声や表情などをベースにしたアバター型バーチャルタレントで、万博PR番組にも登場したばかり。
「村上さんによれば、自身の口癖や知能を搭載。本人が操作せずとも、分身として24時間365日稼働し、ファンとのコミュニケーションを担うそう。開発の動機は『エンタメ特化型AIがなかったから』とし、年齢に関係なく活動を続ける手段として位置づけています。コロナ禍でのオンライン普及も後押しとなり、『誰も作っていないなら自分で』との思いで着手。全額自己負担で開発を進めているといいます」(スポーツ紙記者、以下同)
そんな村上は、アイドル業のかたわら“サラリーマン”として農業ビジネスにも本格的に参画している。
「2024年12月から、村上の出身地である大阪府高槻市にあるノウタス株式会社による新種ぶどうの研究や観光農園の運営、さらには加工・流通から海外展開までを視野に入れる『パープルM事業』のプロジェクトリーダーを務めています。記者発表では『高槻市の名産となるような新品種を生み出し、世界展開していきたい』とみずからプレゼンして意気込んでいましたが、そのスケールはもはや一タレントの“趣味”の域を超えています」
さらに、4月には著書『半分論』(幻冬舎)を上梓。エンタメ業界に身を置く人間としては異例の“ビジネス書”とも取れる内容で、これがサラリーマンや経営層の間で支持を集めているという。
一方で、こうした動きを見るにつけ、ネット上では「どこを目指してるの」「最近の村上くんからは“カネの匂い”が漂いすぎる」と眉を潜めているファンも少なくない。実際、4月からは仮想通貨「ビットコイン」のCMにも出演しているが、その顔つきもアイドルというよりも“投資家然”としてきた印象を受ける。
しかし、「村上の“カネの匂い”は今に始まった話ではない」と言ってアイドル誌編集者はこう苦笑する。
「2013年に発表された、当時は関ジャニ∞の楽曲『TAKOYAKI in my heart』では、自らを『銭ゲバ八重歯』と歌い上げていて、むしろ“カネの匂い”を前面に出しています。2019年の番組では、共演者の生島ヒロシから『貯金30億円と聞いた』と暴露されたり、2023年のラジオでは村上本人が『申し訳ないけど、ほんまお金には困らへんかなぁ』とあっさり言ってのけるなど、“金持ちキャラ”はまったくブレていません(苦笑)」
今年3月の番組では、「今一番お金を使っているのはAIシンゴ」と語っていた村上だが、もはや“事業投資”の域に達していると言っていい。
「村上のように人気も実力もありながら、次のキャリアをこれほど明確に設計している人は珍しい。芸能界を引退したいわけではないでしょうが、彼の“現実主義”と“戦略性”は群を抜いていますね」(メディア評論家・岡田幸信)
村上は今、ビジネスマンとしてアイドル卒業後の自分と真剣に向き合っているのかもしれない。