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窪塚愛流 撮影/渡邉智裕
「ビール、本当に大好きなんです! もう僕は“ビールで始まってビールで終わる男”なので。人生もそうありたい! ……あ、始まるのはダメか(笑)」
笑顔いっぱいで話し始めてくれたのは、窪塚愛流。放送中の夜ドラ『あおぞらビール』に主演している。
抱いていた「人生の焦り」
演じているのは、自称“Fラン大学”4年生のアウトドア自由人・森川行男。就職活動に行き詰まる同級生・八木(藤岡真威人)に“面接で話すネタ”を体験させるべく、ノリで後輩・松宮(南出凌嘉)も誘ってプチ冒険を繰り広げる……!
撮影の9割は、なんとiPhoneで。大がかりな撮影スタイルではないため、臨場感たっぷり。“演技というより、素?”と思うほど、やんちゃでキラキラとした表情がまぶしい。
窪塚は、本作が連ドラ初主演。
「ついに託していただけるんだという、信頼される喜びはありました。一方で、この大役への責任感にビビる気持ちもあったんです。それは迷いではなくて」
撮影前にイメージした以上に、森川役には熱いエネルギーと無邪気さが求められた。
「そのころ、どこか人生に焦る気持ちもあって、自分の気持ちに蓋をして人の話を聞いていて。でも、やっぱり自分は等身大が似合うし、そうじゃないとダメになる。僕は僕なりに自分にしかできないものがあるから、主演とかは関係なく、そのままで行こう! と吹っ切れました」