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ー 「見たことない映像でびっくりしました」

 6月29日放送の『シューイチ』(日本テレビ系)で、元SMAPで“新しい地図”の草なぎ剛の貴重映像が公開され、感動を呼んでいる。

「見たことない映像でびっくりしました」

 草なぎは7月5日に同局で放送される音楽特番『THE MUSIC DAY 2025』で、2018年に66歳で急死した俳優の大杉漣さんへの思いを込め、ミュージシャンの斉藤和義とともに、斉藤の楽曲『歌うたいのバラッド』の弾き語りが予定されている。演奏には大杉さんから譲り受けた形見のギターが用いられるという。

 草なぎにとって大杉さんは“大恩人”だと語るのはエンタメ系ライターだ。

「大杉さんと草なぎさんは2013年の舞台『二都物語』で共演し、親交を結びます。舞台の楽屋でギターを弾いていた大杉さんの姿に憧れ、草なぎさんが39歳でギターを始めるきっかけに。さらに、大杉さんがSMAP解散後の2017年、草なぎさんを初めてプライベートで誘ったのが斉藤さんのライブだったため、今回の共演に至っています」

 ところが大杉さんは2018年2月に亡くなってしまう。突然の訃報の2か月後に行われた“大杉漣お別れの会”では、草なぎが弔辞を読み上げた。しかし、この様子は地上波のメディアでは取り上げられていない。その理由を芸能プロ関係者が指摘する。

当時、草なぎさんは2016年末にSMAPが解散され、17年2月に稲垣吾郎さん、香取慎吾さんと“新しい地図”を立ち上げるも、なかなか地上波のテレビには出られませんでした。その背景には旧ジャニーズ事務所からの圧力があったと言われています。

 19年にはジャニーズ事務所が“新しい地図”のメンバーをテレビに出さないよう、各テレビ局に求めていた疑いで、公正取引委員会から注意処分を受けていたことが明らかになりました」

 今回、2018年には地上波で見られなかった草なぎの大杉さんへの“思い”を目にしたファンからは驚きと歓喜の声が相次いでいる。

《シューイチで初めて草なぎ剛くんが大杉漣さんに向けた弔辞が放送されて、朝から泣きそうになった》
《見たことない映像でびっくりしました》
《どうして当時は流せなかったのかな。朝から泣いちゃいました…》

 大杉さんの“お別れの会”自体は多くのメディアで報じられたが、テレビ番組では草なぎの弔辞はもちろん、参加していることもほとんど取り上げられなかった。7年越しに追悼映像を目にしたファンの感慨は大きかったに違いない。