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閣僚会議の場で「米の安定的供給を実現」と明言した石破茂首相
「しち面倒くさい日本語、習慣を日本政府の負担によってでも習得してもらい、適法な人に入ってもらう」
石破茂首相による冒頭の発言がSNSで波紋を広げている。7月2日に開かれた与野党8党首による日本記者クラブ主催の討論会での発言をきっかけに、SNSでは批判の声が相次ぎ、7月20日投票の参議院選挙を前に自民党への逆風が強まっている。
自民党が参院選公約に「違法外国人ゼロ」

G7サミットにて各国首脳が雑談を交わす中、自席に直行して一人座る石破茂首相(CNN-News18YouTubeチャンネルより)
自民党は参院選公約において「違法外国人ゼロ」を掲げており、外国人による犯罪や違法行為への対策強化を打ち出していると同時に労働力として外国人を受け入れる必要性について言及した。
この日の討論会で石破首相は「日本人は去年だけで89万人減っている。この労働力が減っているのは大変なこと」と続けたが、冒頭の日本語・日本の文化を“面倒くさい”といった発言に、
《首相が発する言葉として適当なのでしょうか?》
《自国の言語を…終わってる。何人だよ》
《難しいと言うなら百歩譲って理解出来る。でも、七面倒くさいはありえない》
《耳を疑って3回ぐらい聞き直しましたが間違いなく言っていますね。ビビりました》
《自国の言語と習慣を「七面倒くさい」と言う総理や大統領なんて見たことも聞いたこともありません》
など、軸足を外国人に置いた発言が物議を醸している。
「石破首相の発言は、日本語や日本文化への敬意を欠いた表現として受け取られました。本来の意図と異なるのかもしれませんが、日本を代表する国の首相として問題があるように思えます。過去を見ても各国の代表が、自国の文化や言語そのものを“面倒くさい”といった表現を公的に明言した事例は、きわめて稀だと思います」(政治部記者)