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ー 阪神が当てられるかもしれない恐怖
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ー セ・リーグが再び混戦の可能性も

 6月にマリナーズ傘下3Aから“戦力外”を言い渡されていた藤浪晋太郎投手(31)が、横浜DeNAベイスターズと契約合意することが、7月15日配信のWeb版『日刊スポーツ』の記事で伝えられた。

 かつてロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平投手(31)のライバルとして、2012年に大阪桐蔭高校からドラフト1位で阪神タイガースに入団。10年間のNPB(日本野球機構)在籍を経て、2022年にポスティングシステムでオークランド・アスレチックスに移籍した藤浪。

 メジャーリーグ、マイナーリーグ生活を経て、2年半ぶりにプロ野球に復帰することになるが、当初の復帰先は、セ・リーグ2位の巨人に9.5ゲーム差(7月15日時点)をつけて首位を走る、古巣の阪神と思われた。

「ところが、かつてのエースの“リリース”が伝えられても藤川球児監督(44)、そしてフロントは“何もないよ”とそっけない素ぶり。それでも裏では藤浪サイドと接触していると思いきや、早々に元(ニューヨーク)メッツの右腕、グラント・ハートウィグ(27)の獲得を発表。

 リーグ優勝に向けて、藤浪を獲得する“ギャンブル”よりも、3Aで結果を残していたハートウィグに白羽の矢を立てた。そんな古巣が下した“評価”に、藤浪もDeNA入りを受け入れたのでしょう」

阪神が当てられるかもしれない恐怖

 在阪球団を取材する野球ライターによると、オールスターゲーム明けにも登板が予想される藤浪。3位から巻き返しの起爆剤として、DeNAファンの期待を背負う藤浪。一方で、SNS上で聞こえてくる声ーー。

《藤浪が横浜入ったら阪神が当てられるかも知れない恐怖を味わうのか》
《甲子園球場でDeNA藤浪が大山や森下に危険球投げたら阪神ファンどうなっちゃうんだ》
《今まで影響受けてなかった 阪神さん震えて待て》

 阪神時代から指摘される「制球難」を受けてのことだろう、これまで味方として“安全地帯”にいた阪神打線が、逆に“脅威”にさらされることへの危惧。