高校時代からしのぎを削ってきた大谷翔平と藤浪晋太郎。10年ぶりの顔合わせではメジャー“先輩”の大谷が活躍法を伝授!? 写真/共同通信社
高校時代からしのぎを削ってきた大谷翔平と藤浪晋太郎。10年ぶりの顔合わせではメジャー“先輩”の大谷が活躍法を伝授!? 写真/共同通信社
【写真】メジャーの舞台で再開、顔をほころばせる大谷と藤浪

「プロ野球でもメジャーでも突如、コントロールを乱して四死球を連発する場面もしばしば見られた藤浪。特に右打者の頭部付近に抜けるボールも多く、日本では対戦時にホームベースから離れて立ったり、明らかに腰を引いたスイングをする打者も。

 はたまた露骨に左打者ばかりスタメンに揃えるチームなど、各々が“藤浪対策”に頭を悩ませた現状があります。そんな荒れた投球でも結果的に抑えたら“ヨシ”としていたのか、登板させ続けた阪神と、声援を送っていたファン。今度は逆の立場に立たされるというわけです」(前出・ライター、以下同)

セ・リーグが再び混戦の可能性も

 阪神を牽引するクリーンナップ、中心選手の3番・森下翔太選手(24)と5番・大山悠輔選手(30)は右打者。万一にも彼らが離脱しようものなら、阪神は首位陥落、セ・リーグは再び混戦になる可能性もある。

「もちろん、藤浪の実績とポテンシャルを優先しての獲得でしょう。DeNAにはサイ・ヤング賞のトレバー・バウアー(34)も在籍していますし、何らかのアドバイスを受けて覚醒するかもしれません。

 それでも選手を、ファンを不安にさせる投球に終始するのならば、もはやプロとは呼べませんよ。藤浪はNPBで結果を出して雑音を消すしかなく、また制球難が改善されないのならば“潔さ”を見せるのも、またプロなのかなと」

 超満員の甲子園球場で藤浪が浴びるのは拍手と歓声か、それともーー。