7月17日、ある痛ましい事件の判決公判が開かれた。そこで下された量刑を巡って、ネット上で波紋が広がっている。
事件直後には親族に身代わりを依頼
「2024年9月、埼玉県川口市にて無免許で車を運転し、10代の男性2人を死傷させたうえ、その場から逃走したとして、当時19歳だったトルコ国籍のクルド人男性が逮捕されました。
7月17日、さいたま地裁で行われた公判で、男性はひき逃げの罪に問われ、裁判長は“無謀な運転で結果は重大”と述べました。しかし、言い渡された判決は懲役5年。男性は、被害者やその遺族に謝罪すらしていないうえ、事件直後には親族に身代わりを依頼していたといいます」(全国紙社会部記者)
亡くなった被害者は当時17歳。もう1人の被害者は16歳の高校生で、事件から10か月がたった今も意識が戻らないという。“無免許ひき逃げ”で若者の人生を大きく狂わせた被告の量刑が懲役5年というのは“軽すぎる”と多くの人が感じたようで……。
《仮に日本人が加害者だった場合でも懲役5年ですんだのかな?》
《今の司法は外国人に優しすぎる》
《遺族のためにも相応の罰をしっかりと与えてほしい》
《今の“日本人ファースト”の流れは、こういうクルド人問題の影響も大きいと思う》
といった声が上がった。
2024年の外国人の入国者数は3678万人、在留外国人数は377万人で、どちらも過去最多となった。今回のような罪を犯したり、マナーを守らない外国人は、ほんの一部ではある。それでも国内で外国人が増えている今、彼らとの付き合い方を意識する人は多いのだろう。投票が迫る夏の参院選では、“外国人問題”が大きな争点となっている。
「NHKが行った調査によると、ここ1か月でXに《参院選》や《選挙》という言葉と共に投稿されている単語で最も多かったのが《外国人》だったといいます。7月に時事通信が行った調査によると、“日本人ファースト”を掲げる参政党が比例投票先として3位に急浮上しました。
石破茂首相も7月16日の演説で“外国の人には日本のルールをきちっと守ってもらう、これを徹底していく”と明言していました。今回の参院選では“外国人”に関する政策が、各党の明暗を分けると言っても過言ではなさそうです」(全国紙政治部記者)
参院選の投票は7月20日。果たして結果は――。