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ー ファンは「最後になるかもしれなかったので」
保釈され湾岸署を出る清水尋也被告

 大麻取締法違反の罪で逮捕・起訴された俳優・清水尋也被告(26)が、9月24日、警視庁東京湾岸警察署から保釈された。人気急上昇中の若手俳優だっただけに、芸能界にも衝撃が走っている。

ファンは「最後になるかもしれなかったので」

清水被告の事件は、9月4日に警視庁の家宅捜索で発覚しました。自宅から乾燥大麻0.392グラムが押収され、取り調べではアメリカ留学中に初めて大麻を使用し、その後も断ち切れなかったと供述しています。取り調べの進展とともに、交友関係の一部に違法薬物への関与が疑われる人物がいると報じられ、警察は“入手ルート”の解明にも注力しているようです」(一般紙社会部記者)

 同日24日に、清水被告の友人で同じく俳優の遠藤健慎容疑者が、乾燥大麻を所持していた疑いで逮捕された。

取り調べでは、遠藤容疑者は“確かに清水被告の自宅で大麻のようなものを見たが、それは私のものではありません”と容疑を否認しています。今後、芸能界の薬物使用者が芋ずる式に摘発されていくのではないかという声も、日に日に高まっています」(同・一般紙社会部記者)

 周囲もすっかり暗くなった24日の午後7時過ぎ、報道陣の前に姿を現した清水被告は、黒のスーツに身を包み、やややつれた表情を浮かべていた。数歩歩いて報道陣の前に立つと、静かな声でこう口を開いたのだった。

このたびは、申し訳ございませんでした

 約5秒間、頭を下げると、集まった報道陣をまっすぐ見据えながら、謝罪を続けた。

今回、私の行為によって多くの方々にご心配、そしてご迷惑をおかけしてしまったこと、深くお詫び申し上げます。私の俳優としての未来に期待してくださっていた関係者のみなさま、ファンのみなさまを裏切る結果となってしまったこと、心から反省しております。このたびは本当に申し訳ございませんでした

 ふたたび頭を下げて約13秒間――現場が静まり返る中、報道記者たちに交じり、一部始終を目撃していた熱心なファンからはすすり泣く声も。

最後になるかもしれなかったので、彼をひと目見たくてきました。謝罪している尋也くんの姿を目の前で見て、やっと実感がわいてきましたね」(20代の女性ファン)

 芸能界において薬物事件を起こした俳優の復帰は簡単ではない。テレビ局やスポンサーのリスク回避の姿勢は厳しく、再起の足場を得るためには今後、そうとうな努力が必要になってくるだろう。

 一方で、SNS上では、

《人は誰しも過ちを犯す。反省して更生する姿を見たい》    

 と、清水被告にエールを送るような声も見られた。俳優として再び光を浴びる日が来るのかどうか、すべては彼自身にかかっている――。