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ー オダギリジョーの「こだわり」

 俳優のオダギリジョーが9月28日にラジオ番組『爆笑問題の日曜サンデー』に出演した。オダギリといえば、唯一無二の存在感で数々の映画やドラマに出演する人気俳優。そしてキャリアの初期には『仮面ライダー クウガ』(テレビ朝日系)で主人公を演じたことでも知られている。

 しかし、今回のラジオ出演で、オダギリが「仮面ライダーとかは正直やりたくなかった」と発言したことが物議を醸している。

オダギリジョーの「こだわり」

「オダギリさんが出演した『仮面ライダー クウガ』は2000年~2001年にかけて放送された仮面ライダー作品で、平成に入ってから初のTVシリーズだったため“平成ライダー第1号”と呼ばれています。オダギリさんが演じた五代雄介は明るく前向きな性格の主人公。常に笑顔を絶やさず、悩みながらも困難に立ち向かっていく彼の姿に感銘を受けた人も多く、今もなお人気の高い作品です」(特撮評論家)

 平成仮面ライダーシリーズの人気の礎を築いた『仮面ライダー クウガ』。もちろんオダギリのファンにも同作を観た人は多く、それぞれ「クウガ」への熱い思いを持っているだろう。だが、オダギリ自身は同作へ出演した経緯を「オーディションで受かってしまったからやらざるを得なくなった」と説明。あまりに赤裸々な物言いにファンからは、

オダギリジョー
オダギリジョー

《思い出トークのつもりかもしれないけど、そういう言い方しないで》

《クウガを好きなファンの気持も考えて欲しい》

《番組上の軽口だとしても、ちょっとさみしい気持ちになる》

 などの反響が寄せられた。

 とはいえ、オダギリが「クウガ」への出演を後悔しているのかと言うとそうではないらしい。じつはこれまでも“オダギリジョー・クウガ黒歴史説”が囁かれてきたが、それに関しては2015年に出演した『高寺成紀の怪獣ラジオ』で否定している。なお、高寺成紀氏は「クウガ」のプロデューサーを務めた人物だ。

「2001年放送の日本テレビ系バラエティー『秘密の爆笑大問題』でも、爆笑問題のお2人と共演していましたが、オダギリさんはラジオで“あのころは仮面ライダーのイメージを壊したくてしょうがなかった”と、当時の心境を語っています。ただ同時に、クウガを作り上げるにあたって“こだわりすぎた”とも話しているので、それだけ思い入れが強かった側面もあるようですね」(前出・特撮評論家)

 今回のラジオで爆笑問題・太田は、「あの番組のメンバーの中で、1番誰が変わってたかって言ったらオダギリジョーだからね」と、『秘密の爆笑大問題』での共演を振り返っている。“変わり者”のオダギリジョー。そんな彼だからこそ、「クウガ」は今もなお語り継がれる名作となったのかもしれない。