パ・リーグ球団を取材するスポーツライターによると、
「2年連続で打撃タイトルを獲ったことで“自分はもっと稼げる選手”と考え直したのでしょう。ですが、たとえ打てなくとも4年契約の期間中は1億2000万円が保証される契約なわけで、島内本人もこれに納得して判を押したはず。
しかも“違うユニホームを着てプレーしたいという気持も出てきた”とぶっちゃけたものだから、ファンからも批判を浴びることに。この珍騒動はネット上で“島内の乱”として語られています」
「軽率な発言だった」謝罪するも
当然ながらワガママが通じるはずもなく、球団から要望は突っぱねられ、すぐに本人も「自分の発言が軽率でした」と謝罪。騒動の影響があったのか、翌2023年、2024年シーズンを低調なパフォーマンスで終えるも、契約通りの1億2000万円を受け取るのだった。
「プロ野球選手は何十年も稼げる職業ではなく、特に島内はドラフト6位、プロ野球選手の“退職金”ともされる入団時の契約金も3000万円と少ないだけに、より高額なサラリーを求めにいきたかったのは当然の心理。
ですが個人事業主でもあり、島内は自分の売り時を少々違えてしまったのかなと。本人は現役続行を希望とみられ、実際に代打の切り札としての力もあるはずですが、契約でゴネた印象が残るだけに手を挙げる球団があるかどうか」(前出・スポーツライター)
プロ野球選手も“イチ社会人”だ。