
10月7日、TBS系情報バラエティー番組『ラヴィット!』の生放送中、福島県で地震が発生。緊急地震速報が流れる状況のなかで、出演していたSnow Manの佐久間大介が、画面下に出るのワイプ内で見せた対応が大きな反響を呼んでいる。
Snow Manの佐久間大介の手話
「地震速報が流れ、番組が緊張感に包まれるなか、佐久間さんはワイプ画面の中で、視聴者に向けて手話を使い、メッセージを発信しました。佐久間さんが伝えていたのは、『大丈夫』や『落ち着いて』といった、災害時の視聴者に向けた安否確認と呼びかけでした。
この突発的な状況での冷静かつ迅速な手話による対応に、SNS上では“感動した”“素晴らしい”といった声が殺到し、瞬く間に話題となりました」(テレビ誌ライター、以下同)
実際にこんな絶賛の声が相次いでいる。
《声の出せない場面でも手話で想いを伝えてくれる佐久間くんが、とっても大好きで尊敬していて、誇らしい気持ちでいっぱいです》
《佐久間くん、手話知っているのもさすがだし、冷静さがとても尊敬できる》
《いつか手話を習ってみたいな、と思っていたんですが、今回の佐久間さんを見て絶対やりたいの気持ちになりました!》
佐久間がこのような対応を取れた背景には、彼が以前から手話に真摯に取り組んできた経験がある。
「2023年から約1年間、佐久間さんは、『NHKみんなの手話』でナビゲーターを務めており、手話の普及や理解促進に貢献してきました。就任当時には雑誌のインタビューで“手話が出てくる少女漫画を読んだことがきっかけで、手話に興味を持ち始めた”ことや、“これまで手話に触れてこなかった方にも、『手話ってこんなに楽しいんだ』と思ってもらえるようがんばりたい”と語っていました。
災害時、テレビ画面にはテロップや音声で情報が伝えられますが、聴覚に障がいを持つ方々にとっては、視覚情報としての“手話”が最も重要な情報源となります。ワイプ内の小さなスペースでありながら、瞬時に的確な手話でメッセージを届けた佐久間さんの行動は、ご自身の経験をしっかりと還元したものでした」
人気アイドルとして活躍する傍ら、社会的なメッセージを迅速に発信する能力を持つ佐久間。今回の行動は、視聴者に安心を与えるとともに、手話の重要性を改めて考えるきっかけを与えてくれた。