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ー 関西生まれ、関西育ちの高市氏

 高市早苗首相の“コミュ力”の高さが話題を集めている。高市氏は韓国の慶州で開かれたAPEC首脳会議に出席。そこで、各国の首脳と積極的にコミュニケーションを取っていると語るのは政治ジャーナリストだ。

関西生まれ、関西育ちの高市氏

「高市さんは、チリのガブリエル・ボリッチ大統領の肩に手を回しながら目を見つめて話しかけ、その動画がネット上で拡散されています。ガブリエル大統領は39歳の若き俊英。高市さんは先日、来日したアメリカのドナルド・トランプ大統領とも腕を組む姿が話題となりました。世界の名だたる男性政治家たちに物怖じせずに“グイグイ”と行く高市さんの姿が注目を集めています」(政治ジャーナリスト、以下同)

SNSで拡散されている、チリ大統領の肩に手をまわす高市首相の切り抜き動画
SNSで拡散されている、チリ大統領の肩に手をまわす高市首相の切り抜き動画

 高市氏の姿勢についてネット上では“男に媚びている”といった批判も見られるが、そのアグレッシブな姿勢を評価する声も少なくない。

《高市さんのAPECの立ち居振る舞い、どう考えてもうちの会社にいる関西出身のコミュ力おばけの女性上司のそれなんだよな》
《高市さんとこのチリの大統領、初対面だよね? 高市さんのこの距離感すごいな…》
《高市総理、コミュ力やばい。ここ最近の総理ではダントツだろ》

 APEC首脳会議では、チリ大統領の肩に手を回すほか、隣に座ったインドネシア大統領に対して自ら近づいて積極的にコミュニケーションをとっていた高市氏。上記のような声が寄せられる理由を前出の政治ジャーナリストが語る。

「これまで外交や国際会議などの場では日本の首相の存在感のなさがたびたび取り沙汰されてきました。そのため、積極的な行動を取ることにより、自身をアピールしたい思惑があるのでしょう」

 高市氏に向けられる“関西のおばちゃん”といった評価も妥当なものだという。

「高市さんは奈良県出身。大学は神戸大学ですが、片道3時間かけて奈良から大阪を通って通学していました。大学卒業までは関西で過ごしているので、関西生まれ、関西育ちの“ノリ”は身につけているでしょう。大学卒業後は松下政経塾へ入り、アメリカ連邦議会にコングレッショナル・フェローとして派遣されています」

 高市氏が見せる“関西のおばちゃんパワー”はもともと持ち合わせていたものなのだろう。その“関西パワー”が今後、世界でどのように発揮されるのか気になるところだ。