テレビ報道の「偏向報道」

 しかし藤田共同代表の姿勢は変わらない。記者会見をニュースとして扱った報道番組について、

《昨夜のいくつかのテレビ局の編集は偏向報道そのもの。悪意か無知かわかりませんが、一般的な商慣習も基礎知識も無視した恣意的な内容。一次情報としての記者会見動画と見比べてもらえる時代。編集のおかしさがわかると思います》

 と、自身のXに会見動画へのリンク貼り付け苦言を呈した。

テレビ報道に苦言を呈した維新の会・藤田文武共同代表(本人の公式Xより)
テレビ報道に苦言を呈した維新の会・藤田文武共同代表(本人の公式Xより)
【写真】「悪意か無知かわかりませんが」藤田共同代表がテレビ局に苦言

この行為にも《自分たちに不都合な報道を「偏向」と断ずることが維新の怖さ》《問題ないなら発注し続ければいい》などの声が上がりましたね。『しんぶん赤旗』記者の名刺をネット上に晒し“削除はしない”と表明するなど、藤田さんの強気な姿勢は、個人だけでなく維新の会全体のイメージを低下させてしまっている印象です」(同前)

 そんな中『しんぶん赤旗日曜版』は5日の公式Xで、藤田共同代表の主張を覆す“動かぬ証拠”を入手として【スクープ第2弾】を投じている。

 政治とカネが問題となっている昨今だけに、こうした疑惑は真摯な姿勢での対応が求められている。藤田共同代表の言動は、単なる公金支出の問題に留まらず、「政治家としての資質」や「国民への向き合い方」が問われる事態へとなってしまったようだ。