11月12日、参院予算委員会に出席した高市早苗首相が言及したのが「クマ被害対策」。2025年度補正予算案に自治体への支援策を盛り込む考えを示したのだ。
獣皮のブランドを立ち上げた松山ケンイチ
さらに政府は狩猟免許を持つ自治体職員“ガバメントハンター”の確保支援を打ち出すなど、事態は深刻化している。そんななかで注目されているのが、狩猟免許を持つ芸能人だ。
たとえば4年ほど前から東京と田舎の2拠点生活を送っている松山ケンイチもその1人。
「狩猟を始めるきっかけは、妻・小雪さんの知人の紹介で出会った知人から鹿肉を振る舞われたことでした。捕獲したシカの皮が廃棄される現実を目の当たりにした彼は、そんな獣皮を活かしたブランド『momiji』(もみじ)を小雪さんと立ち上げ、サステナブルな活動に取り組んでいます」(芸能ジャーナリスト、以下同)
9月に松山が自身のYouTubeチャンネルで公開した動画が衝撃を与えた。
「田畑を荒らすクマを駆除するハンターに同行。カボチャ畑にいるクマをハンターが一撃で仕留め、念のためにもう一発命中させた際、近くにいた松山さんの顔に返り血が浴びせられます。ただ、彼はその顔で帰りの車に平然と乗っていて驚きましたね」
2024年、フジテレビ系の『THE SECOND~漫才トーナメント~』の王者となったガクテンソク・よじょう。彼が持つ、もう1つの称号が“ハンター”である。
「相方の奥田修二さんから『飯食える特技を身につけた方がいい』と薦められ、2021年に取得したそうです。今年1月放送の『さんまのお笑い向上委員会』では、人生1発目でシカを仕留めたことを告白。また、警戒心が強いシカに気配を消して1メートルまで近づけるとも明かし、猟の師匠から『お前、銃いらん、手で行け!』と言われたと話していました」
“現役ハンター”はまだいる。
「俳優の東出昌大さんは2021年ごろから関東近郊の山に移住し、狩猟生活を送っています。 彼が行っているのは一人で山に入って獲物を狙う“単独忍び猟”です」
2023年3月に放送された『めざまし8』では、東出の狩猟生活に密着。
「200メートル先のシカに猟銃を構えて発砲するも、結局当たらず。そのとき、引き金を引いたことを後悔し、『いいところに当たらないと無駄に傷つけて苦しめてもかわいそう』と話していましたね」
実は東出の元妻の杏も、狩猟免許を持っているという。
「まだ東出さんと結婚していた2015年9月、CMのイベントに出席した際に、狩猟免許を取得していて、自宅でウサギをさばいて調理することもあると語っていました。ただ猟銃の所持許可がないため、猟には出ていないそうです」
13日、警察官がライフル銃を用いてクマを駆除することが可能になったという報道が。いまだ収まりを見せないクマ被害、ますます狩猟免許を持っている芸能人に注目が集まりそうだ。
















