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ー TOKIO元リーダーが口を開いた
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ー みなさんが納得して決着つけないと

 12月上旬の平日、午前10時――。チャイルドシートがついた電動自転車に乗って、都内の住宅地を疾走する元TOKIOのリーダー、城島茂を目撃。黒のダウンジャケットを着込み、胸元には眼鏡をぶら下げ、目的地に向かってひたすらペダルを漕ぐ城島。顔はマスクで覆われているが、その顔つきは暗く、目はどこか虚ろにも見えた……。

「国分太一さんによるコンプライアンス違反騒動で、心中は穏やかでないと思います。山口達也さんの不祥事や、長瀬智也さんの脱退を乗り越え、なんとかTOKIOを継続してきましたが、ついに解散。城島さんが代表取締役を務める株式会社TOKIOも廃業の予定です。国民的な人気だったグループのリーダーとして、大きな責任を感じているのではないでしょうか」(テレビ局関係者、以下同)

 6月20日、国分は日本テレビから複数のコンプライアンス上の問題が確認されたとして『ザ!鉄腕!DASH!!』の降板を言い渡され、無期限の芸能活動休止を発表。

「日テレは被害者の特定を懸念し、国分さんにトラブルの詳細を明かさないまま。11月26日には国分さんが会見を開いて、自身が犯したコンプラ違反について“答え合わせをしたい”と訴えましたが、日テレ側は拒絶。お互いの意見は平行線を辿っています

 一連の騒動について、TOKIOの“広報担当”松岡昌宏は、自身の考えを発信し続けてきた。

「TOKIO解散直後から、松岡さんの仕事場に集まってきた報道陣の質問に答えています。国分さんとの関係は“縁は切れない”と、強い結び付きを強調。国分さんの会見後も一部週刊誌の取材に応じて “日本テレビさんのやり方はコンプライアンス違反にはならないのでしょうか”と苦言を呈しています」

TOKIO元リーダーが口を開いた

 1989年から所属する旧ジャニーズ事務所、現在のSTARTO ENTERTAINMENTを11月いっぱいで辞めて、個人事務所を立ち上げた松岡。それとは対照的に、城島は静観の構えを崩さず、これまで自身の胸の内を明らかにしていない。 

「もともと城島さんは、自己主張の少ない温厚な性格。唯一語ったのは、7月10日にレギュラー出演しているラジオ番組で一連の騒動やグループ解散のお詫びと併せて、今後は松岡さんと一緒に活動していくと語った程度です」

 騒動から約半年。元リーダーとして、何を思うのか。