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ー 相手の男性職員は「依願退職」で波紋

 既婚の男性職員とホテルに複数回行っていた問題が取り沙汰され、11月27日に退職願が市議会の全会一致で同意され辞職となった、群馬県前橋市の小川晶前市長。辞職に伴う市長選は来年1月5日に告示され12日に投開票が行われるが、ここに来て大きな動きがあった。

「辞職後、小川氏は今後の対応について明言していなかったものの、12月14日に非公開で開かれた支援者らの集会に参加して、“市民のための市政を諦めることはできない”と再び市政に携わる意欲を口に。支援者らが再選を目指し市長選に出馬するよう要請し、小川氏はそれに応じる形で、翌15日に立候補する意向を周囲に表明しました」(全国紙社会部記者)

相手の男性職員は「依願退職」で波紋

 市内で開かれた集会後の14日夜には、自身のX(旧ツイッター)で《これまでの出来事、私の判断、至らなかった点。改めて向き合わなければならないことばかりだと感じています》と反省の弁を投稿。続けて、《頂いた思いの重さを軽々しく扱うことはできない》と、支援者の声を受けて再戦への意欲を綴った。

 リプライ欄には、「勇気がないとできない行為だと思います」「これからが大切だと思いますので頑張って下さい」「誰にでも間違いはあります。これから信用や信頼を取り戻していけばいいんですよ!!」など、応援のコメントが。

 一方、「出馬するのは自由だけど、伊東市長選挙の結果を参考にしないと二の舞になる」「既婚者の男性職員の奥さまに対して何も思わなかった? 前橋市を任せるには資質に問題があると思う」「諦めが悪いのにもほどがある」など、辛辣な意見も寄せられている。

ネット上で拡散されている、小川晶前橋市長が利用したとされるラブホテルの1室(Xより)
ネット上で拡散されている、小川晶前橋市長が利用したとされるラブホテルの1室(Xより)

 加えて、注目を集めているのが小川氏の“相手男性”だ。

「12月9日、前橋市は相手の男性職員を停職6か月の懲戒処分にしました。処分を受けたのは、総務部職員課副参事の54歳の職員ということも伝えられています。この職員は、今月末で依願退職するとのこと。市の発表よると、ホテル密会の一件が地方公務員法の“信用失墜行為の禁止”に違反すると判断されたようです」(前出・社会部記者)

 この処分に対して、世間からは「依願退職って…退職金もらおうとしてて草」「12月まで粘ったからボーナスも支給されてるだろ!依願退職なら満額出るし」「ボーナスもらって退職か」「いや懲戒免職でいいでしょ。市政を混乱させた罪は重い」「一般企業なら懲戒解雇だよ」など厳しい声が殺到しているが、見方を変えれば男性側のみ処分を受け職を失った感が否めない。

 混迷を極めた小川市長のホテル密会問題。1月の市長選には、市議会の自民党系2会派が支援する弁護士の丸山彬氏、共産党推薦の元市議・店橋世津子氏がすでに立候補を表明している。小川氏の“リベンジ”は、果たして――。