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ー 「もう充実しまくりの一年だった!」
草なぎ剛 撮影/廣瀬靖士 ヘアメイク/荒川英亮 スタイリスト/黒澤彰乃 衣装協力/ジャクソン・マティス(ヒラクPR)、ボブ(タキヒヨー) 撮影協力/PROPSNOW、BACKGROUNDSFACTORY

 テレビに映画、舞台、音楽にとますます大忙し。今年もNAKAMAと一緒に新しい“地図”を広げてきた草なぎ。来たる'26年の“午年”は、どのように駆け抜けていくのか? 本音&ウラ話トークをお届けします!

「もう充実しまくりの一年だった!」

─'25年は舞台『ヴェニスの商人』から始まって、Netflixの『新幹線大爆破』、音楽番組の出演、カンテレドラマ『終幕のロンド』を経て、現在、舞台『シッダールタ』に出演中です。どんな一年でしたか?

もう充実しまくりの一年だった!たくさんの方たちと出会って、いろんな経験をさせてもらいました。で、今『シッダールタ』で無我の境地を旅してるんだけど(笑)、メンタルもフィジカルも鍛えられてるところです

─『FNS歌謡祭』(フジテレビ系)や『THE MUSIC DAY』(日本テレビ系)では、ギターを弾きながら歌う姿に感動しました。

僕もあれは痺れた(笑)。両方とも生放送だったし、失敗の許されない緊張感があったから。って言いながら、ちょっと失敗しちゃったんだけどね(笑)。でも一生懸命、思いを込めて歌ったし、『THE MUSIC DAY』では斉藤和義さんと一緒に歌えたので、いい思い出になりました

─プライベートでは、9月に愛犬クルミちゃんが亡くなるという悲しい出来事がありました。

そうなんです。クルミが8歳9か月で亡くなりました。でも、これはペットを飼っている人の宿命だし、最期を看取るのが飼い主としての責任だからね。もちろん悲しいんだけど、一緒に過ごした楽しかった日々に思いをはせつつ、この気持ちを抱えて徐々に進んでいくしかないと思っていて。

 レオンもいるから、悲しんでばかりいたらダメだよね。人間だっていつか終わりがくるわけで、生命というものはとても尊いものだってクルミが教えてくれました。僕の胸のなかに彼女は生き続けてます」

─'26年はどんな年になりそうですか?

『シッダールタ』でスタートするんだよね。ここ3年くらいは年をまたいで舞台があるから、いい緊張感のなか新年を迎えられてるよ。『シッダールタ』で無我の境地に達したら、次は自分のなかで何が芽生えるのか楽しみ。

 '26年も、今までどおり一つひとつ一生懸命やっていきたいかな。目の前にあるものに全力投球するのって大切だと思うんですよ。そうすれば次に絶対つながっていくから

'25年を漢字で表すと?

『無』。もう何も考えずに、とにかく目の前にあることに集中したって感じ。気づいちゃったんだけど、後先考えたところで進める距離って決まってるんだよね。

 先のことばかりあれこれ考えても疲れちゃうでしょ。まだここまでしか進んでないのかとか。そうじゃなくて、今年はその時その時を無心で楽しめたなって思います」

舞台『シッダールタ』 12月27日まで東京・世田谷パブリックシアターのほか、兵庫にて上演