ラブホ密会「気にしていない」ドライな市民も

 ラブホ密会を問題視する有権者がいる一方、小川氏に投票した有権者は言う。

「怪しいといえば怪しいけど、不倫の証拠はありませんよね。人生経験豊かで頼りがいのある男性職員に相談に乗ってもらっただけかもしれないじゃないですか。証拠がないのだから推定無罪でしょう。

 それなのに山本知事は“クロ”と決めつけてさんざんバッシングし、まるで弱い者イジメですよ。群馬県は保守王国で自民党が強く、初の女性市長となった非自民の小川さんを引きずり下ろしたいだけではないかと思ったんです」(元パートの80代女性)

「不倫疑惑どうこうよりも、山本知事のやり方が気に食わなくて。ここぞとばかりに小川さんを叩きまくって、前橋市のイメージを落としたなどと批判していたけど、県知事のほうがよほどイメージ悪いよ。イジメみたいなことをして。部下とホテルで密会していたというのは、あまり興味がないね」(タクシー運転手の60代男性)

 公私を分けて考える有権者も数多く、

「別に大きな罪を犯したわけではないから、ラブホ密会は気にしていません。政策を一生懸命やっている方だし、頑張ってほしいです」(専業主婦の40代女性)

 などとドライだった。

選挙戦で謙虚に市民の手を握る小川晶氏(小川晶氏のSNSより)
選挙戦で謙虚に市民の手を握る小川晶氏(小川晶氏のSNSより)
【写真】生々しい…既婚者部下と小川前市長が利用したとされるホテルの一室

 小川氏は選挙戦で1年9か月にわたる市政の実績として、小・中学校の給食費無償化や高校生のバス定期代半額補助、ひとり親家庭などの大学受験料補助、訪問型産後ケアの無償化、成人歯科検診の対象拡大などを掲げて戦った。

 小川氏の支援団体まえばし「市民の会」の松村健助事務局長は、スキャンダルと選挙戦をこう振り返る。

「支援者らにお詫び行脚する防御選挙でした。私は小川氏の県議時代からの付き合いですし、小川氏の父親と同い年ですから父と娘のようなものなんです。“ホテルには行ったけど男女関係はありません”と言う娘を信じることにしたんです。そうはいっても気にはなるので支援者男性と3人で現場のホテルをこの目で見に行きました。

 ラブホによくあるチャラチャラしたムードはなく、海外のモーテルみたいな雰囲気なんです。休憩代金を払って会議してから帰宅しましたよ。小川氏はスキャンダルにもめげず、よく戦い抜いたと思います」