メジャーリーグ挑戦の可能性が急浮上している、阪神タイガースの佐藤輝明。2月1日のキャンプインが迫るなか、1月29日から始まった合同自主トレには姿を見せず、その動向に注目が集まっている。
「佐藤選手は、阪神の中でもトップクラスの人気を誇る選手です。昨季はセ・リーグの本塁打と打点のタイトル2冠を達成するなど、勝負強さと豪快な長打力は球界屈指。3月に開幕する第6回WBCの日本代表メンバーにも選出されています」(スポーツ紙記者、以下同)
広がる“ゴネ得”への拒否感
一方、オフに入ってからの動きは“異例”だ。佐藤は2024年オフから将来的にポスティングシステムを利用したメジャー挑戦を希望しており、いまだ契約更改がまとまっていない。
「佐藤選手は12球団でただ1人、契約更改が未定の状態です。球団側は昨季年俸の倍額にあたる3億円近い条件を提示しているようですが、佐藤選手サイドは代理人を立てて交渉に臨み、簡単には首を縦に振らない構え。今季終了後のポスティング容認を求めているとも聞きます。1月24日に予定されていた自主トレ公開が延期されたのも、そうした強気な姿勢の表れでしょう」
1月27日には甲子園のクラブハウスを訪れ、報道陣に対して「モメているとかではないです。しっかり話し合いをしている段階。順調です」と笑顔で説明した佐藤。しかし、その落ち着いた口調とは裏腹に、ファンの受け止め方は複雑なようだ。
佐藤の強気な姿勢をめぐって、ネット上では「ゴネたらポスティング容認って例を作ってしまうと、阪神だけではなくNPB全体に悪影響が出てしまう」「恐らくこれから2~3年くらいが佐藤の全盛期だろうから、それに合わせてMLBに挑戦したいんだろうね。ただ球団としてもゴネ得の前例は作らないだろう」「『ゴネれば行ける』が横行すれば、阪神だけの問題では済みません」など、“ゴネ得”への拒否感が広がっている。
さらに、「みんなが納得する成績は去年だけでしょ。3年続けないと一流ではない」「実績では村上選手、岡本選手の足元にも及ばない。せめてタイガースファンに胸を張っていける結果を出してからにしてほしい」「複数年タイトルを獲った上でメジャー挑戦なら球団も気持ちよく送り出してくれると思うけど」といった、さらなる成長を求める声も少なくない。
阪神前監督で現オーナー付顧問の岡田彰布氏も、1月24日に掛布雅之OB会長が主催するトークショーで佐藤のメジャー挑戦に言及。「将来はいずれ行くと思うけど。やっぱりな。結局な、球団の権利のわけやから。ポスティングに関しては」とコメントしたうえで、「今年は2冠王をとった次の年やからな。注目度も高いし(相手投手の)攻め方も違ってくると思う。今年の数字は見ていかなアカンと思うな」と、冷静な見方を示した。
メジャーという夢と“虎の若き主砲”としての責任。その狭間で揺れる佐藤の決断を、ファンは複雑な思いで見つめている――。
















