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ー ガッツ伝説「太陽は右から昇る」

 

「OK牧場!」の決めゼリフと、憎めない愛くるしいキャラクターで昭和・平成のお茶の間に爆笑を届けてきた、元ボクシング王者でタレントのガッツ石松さんが6月2日肺炎のため亡くなっていたことが11日にわかった。76歳だった。

「ガッツさんは栃木県の貧しい農家に生まれ“お腹いっぱいごはんが食べたい”という一心で上京し、ボクシングの世界に飛び込みました。現役時代は“幻の右”と呼ばれた必殺のストレートを武器に、アジア人初のWBC世界ライト級チャンピオンなりました。その後、5度の防衛に成功した、紛れもないレジェンドです。

 バラエティで見せる“おとぼけ”な姿からは想像できないほど、リングの上でのガッツさんは冷徹で最高にかっこいいファイターでしたね。トレードマークの“ガッツポーズ”は、彼が勝ったときの姿から生まれた言葉です。まさに日本スポーツ界の歴史を作った人物でした」(スポーツライター)

ガッツ伝説「太陽は右から昇る」

 1978年に現役を引退し、タレントに転身。クイズやバラエティ番組で見せる、計算では生み出せない“超ど天然発言”で一躍人気者に。

 バナナは「主食」だと言い放つほど、バナナを愛しており「私が世界チャンピオンになれたのも、バナナのおかげ。皆さんもぜひ枕元に1本置いて、食べてください」とその魅力を熱弁。クイズ番組で「太陽はどこから昇る?」と聞かれ「右から」と回答。

 5年前『週刊女性』のインタビューの答えた北野武の兄である北野大が、『クイズダービー』で共演したガッツさんのおもしろエピソードを語ったことがある。

「(ガッツさんは)僕のことを“おおのぺいさん”と呼ぶんです。なんでだろう?と思ったら、ネームプレートを逆から読んでいたらしく、“大野北”という名前だと勘違いしていて(笑)。そう間違えるか!と新鮮でしたね」

 この珍発言のインパクトの強さ。これら数々の“ガッツ伝説”は今もなおテレビ界の語り草となっている。

 その魅力はバラエティだけでなく、役者としても光るものを見せた。ハリウッド映画『ブラック・レイン』、NHK朝の連続テレビ小説『おしん』にも出演。さらに私財を投げ打って映画『カンバック』を監督・主演したことも。

1983年朝ドラ『おしん』に出演していた、ガッツ石松さん(NHK公式HPより)
1983年朝ドラ『おしん』に出演していた、ガッツ石松さん(NHK公式HPより)

 11日、本人のSNSアカウントで、

「ガッツ石松が令和8年6月2日(76歳)、肺炎のため都内病院にて永眠いたしました。ここに生前賜りましたご厚情に対し心よりお礼申し上げますとともに、ご報告いたします。ガッツポーズをするたびに、ガッツ石松を想い出していただければ幸いです。OK牧場!」

「OK牧場!」その言葉はたくさんの人々に元気を与えた言葉となった。