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ー 除名の真相と現在の活動

 一般企業の社員から政治の道に足を踏み入れたのは28歳。国会欠席疑惑報道で騒動になると、歯に衣着せぬ発言で「浪速のエリカ様」の異名を取り、ほどなくして除名処分という、波乱に富んだ議員時代だった。

除名の真相と現在の活動

 政治家になったきっかけは、大阪で熱狂的ブームだった日本維新の会の政治塾への参加だった。

「選挙はお金がかかるうえ、落選したら無職。私は若いころから投資をしていたので、貯蓄があった。だから立候補することに躊躇はなかったですね。私、乗せられやすいんですよ。周囲から『イケる!』とか言われると『そうなんかな?』なんて思っちゃう(笑)」(上西さん、以下同)

 神輿に乗る人、担ぐ人がいれば、降ろそうとする人がいるのが世の常だろう。例の騒動について尋ねると、大阪弁に熱が入る。

「あのときは橋下(徹)さんに、スキャンダルになったから辞めてほしいと言われましたが、事実確認や会見もせずにその判断はおかしいやろと、言い返してしまったんですね。それがどんどんこじれて、じゃあ除名でとなって、無所属になりました。何も悪いことをしていないのに辞職するなんて有権者に対して無責任だとしか思えなかったので。

 炎上した際はネットでさんざん叩かれたけど、街中では、ハリウッドスターになったんとちゃうか、いうくらい人が寄ってきて、オンラインと現実のギャップを感じました」

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 当時は「エリカ様」としての様子ばかりがクローズアップされていたが、女性若手議員としての仕事や生活とは、どのようなものだったのか?

「新人なので朝から晩まで勉強会、地元とのお付き合い、陳情を聴くなど、休む暇はなかったですね。今のほうが痩せているのは、元に戻っただけで(笑)。各地のお祭りや行事に顔を出し、一日中どこかで何かしら食べていたんですから、太りますよ(笑)」

 現在はプライベートも大切にしつつ、「衆議院議員を務めた責任として、行政に対するご要望にお力添えをするなどのボランティア活動もしている」と語る。

「中には『自分で解決せえや!』っていうような、超個人的な相談もありますけどね(笑)。20年以上にわたる投資経験や、政界で感じた経済の流れを読む力、ファイナンシャル・プランナーの資格を生かし、堅実な投資に関しての発信もしています。

 特に若い世代にお金の大切さ、止まらぬ円安の中で物価上昇に立ち向かって生き抜くスキルを伝えていきたいです」

 議員時代、「既得権益打破」を掲げ、「小百合節」をきかせていた上西さん。現在は資産運用で得た利益収入で生活をしているという。政務に明け暮れた時間を取り戻すべく、家族や議員時代の支援者たちとの旅行、グルメを満喫している。オススメは、地元大阪は梅田・通天閣などのディープな串カツ。「浪速のエリカ様」は今も健在だ。

1983年、大阪府出身。神戸女学院大学卒業。2012年、維新政治塾に参加、同年、日本維新の会公認で立候補、比例近畿ブロックで衆議院議員初当選を果たす。2015年除名を余儀なくされる。以降、無所属の議員として活動を続けたが、2017年に政界を離れる。写真集の出版、女優デビューも果たすが、現在は次世代にマネーリテラシーや資産運用の大切さを伝える活動をしている。

取材・文/三尋木志保