オールスターゲーム明けの後半戦スタート前、“ゾンビたばこ”騒動の尾を引いていた広島東洋カープがついに動いた。矢野雅哉選手(27)と前川誠太選手(23)に家宅捜索が入ったことを公表し、7月30日に両選手の一軍登録を抹消したのだ。
2026年シーズンのキャンプイン直前、元カープの羽月隆太郎氏(26)が指定薬物「エトミデート」、いわゆる“ゾンビたばこ”の使用で逮捕された、球界を揺るがせた薬物騒動。球団による契約解除で収束すると思いきや、公判での「周囲に吸っているカープ選手がいた」とする“羽月証言”で再び騒動に火がついた。
執行猶予付きの有罪判決を受けた後には、SNSライブ配信で「私を含め6人が同じ人物から購入していました」と更なる暴露に踏み切った羽月。“同じ人物”とは、薬物譲渡などの容疑で逮捕、起訴された“売人”滝口涼介被告(38)のこと。羽月の言葉が正しければ、他にも「5人の選手」が使用は別としても、同被告から少なくとも購入したことになる。
そして今回、家宅捜索が入った矢野と前川が、羽月が言う「5人」のうちの2人とされている。7月13日に『SmartFLASH』が配信した、滝口被告との「密接交際写真」報道でも登場したのが矢野で、同誌では主力選手を含む「他の2人」の名前が挙げられている。
もちろんフラッシュで報じられた矢野を含む3人が、羽月証言でのゾンビたばこを購入した人物であるかは定かではない。しかしながら、矢野に広島県警の捜査が入った現状、報道上の2人にも疑いの目が向けられている。
仮に「5人」のうち4人が判明したとすると、「残る1人」は誰なのか。
羽月を含めた5人に共通するのが「内野手です」とは、スポーツ選手の薬物騒動を追うルポライター。
「羽月に矢野、前川、そしてフラッシュに滝口被告との接点を挙げられた“2人”は内野手、またはプロの試合で内野を守った経験がある選手たち。これが決して偶然とは言えないのです」
5人全員が「内野手」としてプレー
確かに2025年シーズンで遊撃手で107試合、二塁手としても3試合に出場した矢野をはじめ、5人全員が昨年のカープ一軍で「内野手」、もしくは外野手との兼任でプレーしている。
「プロ野球選手は、基本的に投手は投手グループ、野手は野手グループに分かれて練習することから、自ずと同ポジションの選手同士で過ごすことも多くなります。入団したばかりの選手の面倒をポジションの先輩が見ることで、プレーや野球選手として、社会人としての振る舞いも学ぶのです。オフの自主トレでも当然、内野手同士、同ポジションの先輩後輩による“チーム”が目につきます。
つまり矢野や羽月らと公私で行動を共にした、内野手が“残り1人”の可能性が高くなる。それが球界内外で人脈を培ったベテランか、もしくは右も左も分からない若手なのか。そもそも売人との接点を作ったのは矢野本人だったのか。これ以上の離脱者は出したくはないカープ球団だけに、新井貴浩監督(49)にとってもリーグ戦の順位以上に頭が痛い問題です」(前出・ルポライター)
2026年の自主トレでは前川や、他球団選手2人を含む6人で自主トレに励んだ矢野。広島球団はファンのためにも“尻尾きり”ではなく、騒動の全容解明に全力を注いで欲しい。






















