滝沢社長の現在地

 滝沢氏は1995年にジャニーズ事務所へ入所。2002年に今井翼と『タッキー&翼』を結成し、歌手や俳優として活動する一方、舞台『滝沢歌舞伎』などでは演出も手がけた。

 2018年末に芸能活動を引退すると、翌2019年にはジャニーズアイランドの社長に就任。ジャニーズJr.の育成やプロデュースに携わった後、2022年10月末に退社した。

 そして2023年3月、自ら株式会社TOBEを設立。三宅健、北山宏光、Number_i、IMP.らを迎え入れながら、若手の育成にも取り組んできた。2024年には、TOBEのオーディション生として紹介されていたメンバーからwink firstが結成。小中学生を含む若いメンバーを発掘し、グループとして育てていくスタイルには注目が集まった。

 その一方で、こうした動きについては、かつてジャニーズ事務所を率いたジャニー喜多川氏を連想する声も。

「TOBEの立ち上げ当初は、旧ジャニーズ事務所から移籍したタレントが多かったこともあり、“結局、ジャニーズとやっていることは同じなのでは”という見方もありました。

 ただ、スタートから3年あまりが経ち、現在は既存の人気タレントだけでなく、オーディションから若手を育てる流れも見えてきています。滝沢さん自身も、事務所を率いる立場として次の世代を育てることに軸足を置いている印象です」(前出・芸能記者、以下同)

 かつて「タッキー」と呼ばれ、自身がステージで歓声を浴びていた滝沢氏。現在はTOBEの代表として、所属アーティストの活動を支えながら、新たな才能を発掘し、育てる側に回っている。

「アイドル時代の滝沢さんを知る人からすれば、今の姿はかなり印象が違うでしょう。自分がスターとして輝くのではなく、若い子たちが輝くための環境を作る。『学校の宿題もしっかり』という一言には、そんな現在の滝沢さんの立場がよく表れていると思います」

 久々のX更新で見せた“お父さん感”。それは、かつての“タッキー”が、自らが輝く側から、若手の成長を見守り、次のスターを送り出す側へ――着実に立場を変えてきたことを感じさせる一幕だった。